物流倉庫に必要な設備4つ|TCとDCの種類
物流倉庫の設備は様々ですが、必ず設置しておくべき設備として4つがあります。
ただし、どのような倉庫にも4つとは限りません。
TCかDCかによっても必要な設備は異なります。
今回の記事では、TCとDCの違いや、基本的に必要な設備について解説します。
目次
物流倉庫に必要な設備はTCとDCに合わせる
物流倉庫は大きく分けて、TCとDCに分かれます。
そのため、倉庫に設置する設備は、TCとDCに合わせなければいけません。
以下では、TCとDCの違いについて解説します。
TC(トランスファーセンター)
TCは、トランスファーセンターの略で、通過型物流センターと言われます。
「通過型」とあるように、商品を在庫保管することなく、仕分け・検品・出荷を行う物流センターです。
日本の物流センターでは、TCが主流になっており、スピードが重視されます。
そのため、TCにはラックや保管機器などの設備は必要としません。
ただし、積み替えの効率などのスピードが重視されるため、荷役や搬送の機器が必要になります。
DC(ディストリビューションセンター)
DCは、ディストリビューションセンターの略で、在庫保管型物流センターと言われます。
TCとは反対に、DCでは仕分け・検品だけではなく、在庫の保管も行う物流センターです。
在庫の保管を行うため、ラックなどの保管機器の設備が必要になります。
物流倉庫に必要な代表的な設備
以下では、TCとDCに分類せず、基本的な設備について紹介します。
大きく分類すると、以下4つの設備が必要です。
- ラック
- 出庫用の機器
- 在庫に合わせた設備
- 管理システム
具体的に、どのような選び方をするべきなのか、以下で解説します。
ラック
在庫を保管する際に必要になるのが、ラックです。
商品を平置きしてしまうと、床面積の分しか保管できず、保管できる在庫量が少なくなってしまいます。
ラックを設置することで、多くの在庫を抱えられる他、在庫の種類ごとに分類できるメリットもあります。
固定式のラックの他、移動式ラックや引き出しラックなども、倉庫の形や面積に応じて検討すると良いでしょう。
また、ラックの他、保管機器としてカゴ台車やメッシュボックスなどがあります。
出庫用の機器
商品を運搬や出庫するための、出庫用機器も必要です。
出庫用機器が揃っていないと、リードタイムが長くなり、効率が下がってしまいます。
出庫用の主な機器として、以下のようなものがあります。
- ローラーコンベヤ
- フォークリフト
- 台車
荷役作業に欠かせないフォークリフトは機能や特性などを細かく選定することもできるので、自社倉庫に合ったフォークリフトを選ぶようにしましょう。
在庫に合わせた設備
在庫を保管する際は、在庫に合わせた設備を選ばなければいけません。
例えば、冷凍倉庫は、生鮮食品を扱う場合でなければ必要がないです。
反対を言えば、冷蔵倉庫がなければ、食品を扱えません。
倉庫の設備を検討する際は、このような在庫に合わせた視点も重要です。
管理システム
昨今では、倉庫の商品管理が重要視されています。
とくに注目されているのは、倉庫管理システム(WMS)です。
管理システムは、倉庫内での商品管理だけではなく、物流全体の効率化にもつながります。
業務効率の改善としても、管理システムの導入を検討してみましょう。
その他、最新の物流倉庫におすすめの設備などについては、以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。
物流倉庫設備を適切に用意しましょう
物流倉庫は、適切な設備を考えておかないと、業務の効率が下がってしまったり、在庫の量が少なくなってしまったり、大きなデメリットが発生してしまいます。
そのため、自社に必要な設備をあらかじめ理解しておかなければいけません。
ぜひ今回の記事を参考に、自社倉庫を構える前に、必要設備について整理しておきましょう。
また、倉庫設備で忘れてはいけないのが、倉庫の出入り口の設備です。
出入口については忘れてしまいやすい部分ですが、効率化を高めるためにも安全性を高めるためにも、重要な部分と言えます。
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こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。