用語集|開き戸の自動ドア化
スイングドアオペレーターおよび開き戸の自動ドア化に関連する専門用語をまとめました。 製品・施工・補助金・規格等の理解にお役立てください。
- スイングドアオペレーター
- 既存の開き戸(スイングドア)の上部に取り付けて自動開閉化する電動ユニットの総称。本サイトではドイツ・ドルマカバ社(DormaKaba)製の業務用機器を扱う。ドア本体の交換不要で後付け施工が可能。
- 後付け自動ドア
- 既存のドアを取り外さず、外付けの電動ユニットで自動開閉化する施工方式。新規自動ドア設置に比べ工事費・工期が大幅に圧縮できる。スイングドアオペレーターは開き戸特化の代表例。
- アクチュエーター
- 電気エネルギーを機械的な動き(回転・直動)に変換する駆動装置の総称。自動ドア装置ではモーター + 減速機構 + 制御基板を一体化したアクチュエーターがドア開閉の動力源になる。
- ギアモーター
- モーターと減速ギアを一体化した駆動装置。スイングドアオペレーターでは高トルク・低速回転を実現するためにギアモーターを採用し、重量扉でも安定開閉する。
- 開き戸(スイングドア)
- 蝶番(ヒンジ)を支点に前後に開閉するドアの総称。日本の住宅・施設玄関で最も普及する形式。手前に引く・押すの動作で開閉する。
- 引き戸
- 左右にスライドさせて開閉するドア。一般的な「自動ドア」の多くは引き戸タイプ。開き戸と引き戸では適合する自動化ユニットが異なる。
- ヒンジ(蝶番)
- 開き戸を枠に取り付け、回転軸として機能させる金物。耐荷重・耐久性によって扉の重量上限が決まる。重量扉の自動化では既存ヒンジの強度確認が必要。
- ドアクローザー
- ドアの上部に取り付け、開いたドアを自動で閉める機械装置。油圧シリンダーで制動しながら閉鎖する。スイングドアオペレーターは電動式ドアクローザーに自動開機能を加えた装置と捉えることもできる。
- 框(かまち)
- ドア本体を構成する縦・横の枠材。框の幅・厚みは取り付け強度に影響する。スイングドアオペレーターの一部部品は框上部に固定するため、框寸法の事前確認が必要。
- 戸当たり
- ドアが過剰に開かないよう物理的に止める部材。床・壁・枠に取り付けられる。自動ドア化に際しては、機械側の開度設定と戸当たり位置の整合が必要。
- 沓摺り(くつずり)
- 玄関ドアの下枠(足元の段差部分)。バリアフリー化では沓摺りの段差解消も重要な要素。沓摺りそのものは自動ドア化の支障にならないが、車椅子利用時の段差解消は別工事が必要。
- 防火戸
- 建築基準法に基づき、火災時の延焼防止のために設置される耐火性能を持つドア。一般的に重く頑丈で、自動化が困難とされてきたが、150N の開口トルクを持つスイングドアオペレーターでは対応可能。
- 開口トルク
- ドアを開くために必要な回転力(モーメント)。単位は N(ニュートン)。本サイト取扱のスイングドアオペレーターは 150N の開口トルクを持ち、重量級の扉や金属製防火戸にも対応する。
- 回生ブレーキ
- モーターを発電機として作用させ、運動エネルギーを電気エネルギーに変換することで制動力を得る機構。スイングドアオペレーターでは追い風時の急開を防ぎ、安全な開閉を実現する。
- スローアプローチ
- ドアが全閉直前に減速する制御。指挟み・衝撃事故を防ぐため、自動ドア装置では標準的な機能。EN16005 等の安全規格でも要求される。
- 低エネルギー型自動ドア(low-energy)
- 一般歩行者向けの低速・低衝突力で運用される自動ドアの分類。商業施設のフルパワー自動ドアと区別され、住宅・福祉施設に適する。スイングドアオペレーターは低エネルギー型に分類される。
- ハンズフリー開閉
- センサー・足元スイッチ・スマートフォン連動等により、手で触れずにドアを開閉する操作方式。両手が塞がる状況や衛生対策が必要な施設で重宝される。
- 自閉機構(セルフクローズ)
- 開いたドアを自動で閉じる機構。ドアクローザー・電動アクチュエーターで実現する。防火戸では消防法上、必須機能。
- パニックオープン
- 緊急時(火災・停電・センサー故障等)にドアが自動的に開放状態になる機能。避難経路を確保するための安全機構。施設用自動ドアでは必須機能とされる。
- 停電時手動開閉
- 電源喪失時に、手動でドアを開閉できる機構。スイングドアオペレーターは停電時も通常の開き戸として使用可能で、緊急避難に支障をきたさない設計。
- フェイルセーフ
- 機器の故障が発生しても、安全側に作動する設計思想。自動ドアでは「故障時はドアが手動で開閉できる状態に戻る」が標準。
- 非接触センサー
- 触れずに人やモノを検知して扉を開閉させるセンサー。マイクロ波・赤外線・タッチレスボタン等の方式があり、衛生面・利便性の観点から医療・介護・商業施設で採用が進む。
- マイクロ波センサー
- 電波(マイクロ波)を発射して反射波の変化から動きを検知するセンサー方式。動体検知に強く、自動ドアの起動センサーとして広く使用される。
- 赤外線センサー
- 赤外線を発射し、反射・遮断で人や物を検知するセンサー方式。停止物検知や挟み込み防止のセーフティビームに用いられる。
- セーフティビーム
- ドア開口部に設置する光線式センサー。閉動作中にビームが遮られると動作を反転(再オープン)し、挟み込み事故を防ぐ。EN16005 で要求される標準安全機能。
- タッチプレート
- 手をかざすか軽く触れることでドアを開閉する操作スイッチ。ハンズフリー / 衛生対策のため医療・介護・公共施設で普及。
- EN1154
- 欧州規格(European Norm)1154。ドアクローザー・ドア制御装置に関する性能・耐久・安全要件を定める規格。スイングドアオペレーターは EN1154 等の欧州安全規格に準拠する。
- EN16005
- 動力作動式歩行者用ドア(自動ドア)の安全性に関する欧州統一規格。挟み込み・衝突防止・緊急停止等の要件を定める。スイングドアオペレーターは EN16005 にも準拠する。
- JIS A 4722
- 日本産業規格(JIS)における歩行者用自動ドアセットの安全性能を定める規格。日本国内の自動ドア施工で参照される。
- CEマーク
- 欧州経済領域(EEA)で販売される製品が EU の安全・健康・環境基準に適合することを示すマーキング。スイングドアオペレーターは CEマーク取得済みの欧州製品。
- IP規格(IPコード)
- 国際電気標準会議(IEC)が定める電気機器の防塵・防水保護等級の規格(IEC 60529)。「IP◯◯」の二桁数字で、第1数字が固体異物保護、第2数字が水の侵入保護を示す。
- 建築基準法
- 建築物の最低基準を定める日本の法律。防火戸・避難経路・出入口寸法等、自動ドア施工に関わる多くの要件を規定する。
- バリアフリー
- 高齢者・障害者を含むあらゆる人が、生活の障壁なく利用できる環境設計の総称。建築基準法・バリアフリー法に基づく対応事項を含む。開き戸の自動ドア化はバリアフリー化施策の一つ。
- バリアフリー法
- 正式名称「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」。一定規模以上の特別特定建築物に対し、バリアフリー基準への適合義務を課す。自動ドア化はその有効な対策のひとつ。
- ユニバーサルデザイン
- 年齢・能力・状況に関わらず、可能な限り多くの人が利用できる設計思想。バリアフリーが「障壁の除去」を主眼にするのに対し、ユニバーサルデザインは「最初から誰もが使える」設計を志向する。
- 消防法
- 火災予防・避難安全を目的とした日本の法律。防火戸の設置・自閉機構・避難経路扉の常時開放禁止等、自動ドア施工に関連する規定を含む。
- 既存不適格
- 建築当時の法令には適合していたが、その後の法改正により現行法には不適合となった建築物。改修時の取扱いには専門的判断が必要で、自動ドア化に際しても確認すべき場合がある。
- 建設業許可
- 建設業法に基づく、500 万円以上の建設工事を請け負う事業者に必要な許可。本サイト運営の合同会社システムクリエーションは「東京都知事許可(般-7)第160926号」を保有する。
- 住宅設備改善費
- 障害者等の在宅生活を支援するため、自治体が住宅改修費の一部を助成する制度。障害者総合支援法に基づく市町村事業として実施され、自動ドア化(スイングドアオペレーター含む)が対象となるケースがある。
- 介護保険住宅改修費
- 介護保険の被保険者が要支援・要介護認定を受けた場合に利用できる住宅改修費補助制度。手すり設置・段差解消等が中心だが、自治体の運用により自動ドア化も対象となる場合がある。
- 障害者総合支援法
- 正式名称「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」。日常生活用具給付等事業や住宅設備改善費の根拠法のひとつ。自動ドア化に活用可能な助成制度の前提となる。
- 日常生活用具給付等事業
- 障害者総合支援法に基づき、市町村が実施する地域生活支援事業のひとつ。住宅設備改善費(住宅改修費)として、自治体により自動ドア化が対象に含まれる場合がある。
- ドルマカバ社(DormaKaba)
- ドイツ・スイスを本拠とする世界的なドア・アクセス制御機器メーカー。スイングドアオペレーターを含む業務用ドア機器を全世界で展開。本サイト運営の合同会社システムクリエーションは同社製品の販売・施工パートナー。
- 保守メンテナンス
- 自動ドア装置の長期安定運用のため、定期的に行う点検・調整・部品交換等の作業。EN16005 等の安全規格でも年次点検が推奨される。
- 現地調査
- 施工前にドア・電源・周辺環境を実際に確認する作業。寸法・取付可否・補強要否を判断する。本サイトでは現地調査と見積もりを無料で実施。
