【自動ドアの仕組み】自動ドアの基本構造とセンサーの種類を解説
店舗に設置されているような自動ドアは、基本的にセンサーで開閉しています。
ここまでは、多くの方が知っているでしょう。
しかし、実際にどのような構造になっていて、どのようなセンサーが使われているはわかりませんよね。
そこで今回は、自動ドアの基本的な仕組みやセンサーの種類を解説します。
目次
自動ドアの基本部位
まずは、自動ドアの基本的な部位を紹介していきます。
自動ドアは、いくつもの部品が働いて稼働しているのです。
普段利用している自動ドアが、どのようなもので構成されているのか知っていきましょう。
今回紹介するのは、店舗設置型の自動ドアの例です。
コントローラー
自動ドアの核の部分です。
コントローラーがなければ自動ドアは動きません。
センサーやモニターと繋がっており、それぞれからの信号で開信号を出し、抵抗を検知すれば安全確保の動作を行います。
また、モーターの速度を調整しているのもコントローラーの役割。
人で言うところの、頭脳だと考えてください。
モーター
自動ドアが開閉するための動力となる部分です。
モーターがなければ、自動ドアは開閉しません。
また、危険を検知した場合、ピタっと止めるパワーを持ち合わせています。
モーターの力のおかげで、安全に自動ドアを使えるのです。
ベルト
モーターがあれば、当然ベルトもあります。
モーターとベルトは、2つで1つと考えて良いでしょう。
ベルトは簡単に切れないように作られており、とても丈夫です。
モーターの回転をドアに伝える働きがあるため、ベルトがなければ自動ドアは開閉しません。
レール
ドア本体は、上下に挟まれて動いているわけではありません。
吊下式モノレールのように、レールにぶら下がった状態で動いています。
つまり、自動ドアが開閉するにあたり、レールは必須部分です。
重量のあるドアがぶら下がれるほど、頑丈に作られています。
戸車
自動ドアはレールにぶら下がって動いていますが、ドアを動かすための仕組みがなければ開閉しません。
そこで必要になるのが、戸車です。
戸車があるおかげで、スムーズに開閉できるようになっています。
硬い樹脂で作られていますが、劣化しやすい部分です。
ガイドレール
ガイドレールは、ドアの下部を支えるレール部分です。
ドアの上部はレールにぶら下がるようになっており、下部はガイドレールの溝にハマるように作られています。
ガイドレールで重要なのが「振止め」と呼ばれるパーツ。
ドアが外れないように抑える働きがあるため、安全に自動ドアを使う上で重要な部分といえます。
自動ドアの開閉が上手く行われない場合、ガイドレール付近に問題があることが多いです。
センサー・タッチパネル
自動ドアを開閉させるための元の部分です。
センサーやタッチパネルがなければ、開閉する「きっかけ」をコントローラーに送れません。
センサーは人の動きを検知し、タッチパネルはタッチすることで作動。
年々センサーのレベルは上がっており、安全性が高くなっています。
自動ドアのセンサー6種類
自動ドアのセンサーは、さまざまな働きをするものがあります。
人を検知し起動させるセンサーはもちろんですが、安全のためのセンサーもあるのです。
主に使われるセンサーは6種類。
- 起動センサー……ドアを開けるためのセンサー
- 光線放射式・電波方式……起動センサ―の一つ。マイクロ派や赤外線の反射で人や物体を検知
- 光線反射方式……赤外線の反射により物体を検知し、物体を検知するとドアが閉じないようになっています
- 光電方式……ドアを閉じないようにするためのセンサー。ドア両脇に設置され、光線がさえぎられている間はドアが閉じません
- 超音波方式……超音波を放射してエリアを監視。監視エリアに人や物がある場合、ドアが閉じないようになっています
- 補助センサー……ドアの近くで停止した人や通過中の人が挟まれないように、安全性を高めるセンサー
このように、自動ドアを使うために、センサーはいくつも設置されています。
自動ドアは緻密に作られています
自動ドアは、とても緻密に作られています。
可動・安全性に配慮しているため、単純な構造ではないのです。
自動ドアの機能は年々高まっているため、今後さらに安全で便利な自動ドアが作られていくでしょう。
自宅自動ドアもその一つといえます。
今回の記事を機会に、ぜひ普段利用している自動ドアに目を向けてみてください。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
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また、 2021年5月現在、コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。
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こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。