自動ドアは停電するとどうなるの？停電時の対処法
自動ドアは、電力を利用して開閉しています。
そのため、電力が供給されなければ、当然開閉しません。
では、停電時に自動ドアはどうなってしまうのか？
今回は、停電時に自動ドアがどのようになるのか、開閉しなくなった場合の対処法を解説します。
目次
停電時の自動ドアは3パターン
停電時の自動ドアの動きは、自動ドアの種類によって異なります。
もし停電になった場合は、どの状態になっているのか確認してきましょう。
主な状態は、以下の3つです。
- 停電前の状態でストップ
- 施錠される
- 開錠される
停電時は、ただでさえパニックに陥りやすいです。
自動ドアを利用する際も、パニックにならずに冷静に状態を見てください。
停電前の状態でストップ
1つ目のパターンは、停電前の状態でストップするタイプです。
閉まっている状態なら閉まったまま、開いた状態なら開いた状態のままになります。
開閉途中の場合でも、そのままの状態で停止。
とくに危険はないものの、自動ドア自体の機能は停止してしまいます。
施錠される
2つ目のパターンは、施錠されるタイプです。
停電したと同時に、施錠されてしまいます。
ただし、閉じ込められる心配はありません。
自動ドアの外側からキーで開錠するか、内側からつまみかハンドルで操作することで開錠できます。
開錠される
3つ目のパターンは、開錠されるパターンです。
停電すると同時に、自動ドアが開いた状態になります。
閉じ込められる心配がないので、一番安心できるでしょう。
ただし、このタイプは、停電時にキーで施錠することはできません。
停電時の自動ドア対処法
停電時は、まず焦らず冷静に行動してください。
どんな自動ドアでも、閉まりっぱなしになって閉じ込められる心配はありません。
主な対処法として、3つがあります。
- 手動で開ける
- くぐり戸を使う（防火扉自動ドア）
- パニックオープン
それぞれの使い方を解説するので、もしものときに備えて覚えておきましょう。
いずれかを覚えておけば、停電時に慌てる必要はありません。
手動で開ける
基本的に自動ドアは手動で開閉できます。
停電で自動ドアが動かなくなった場合でも、まずは手動で開けてみてください。
手動で開かない場合は、停電時に施錠されるタイプである可能性があります。
この場合、自動ドア装置ボックスから垂れているワイヤーを引っ張ることで、ロックが解除し、手動で動かすことが可能です。
停電で自動ドアが閉まったら、以下の手順を行いましょう。
- 手動で開閉してみる
- 開閉しない場合はワイヤーを探す
以上の行動を覚えておいてください。
くぐり戸を使う
防火自動ドアの場合は、くぐり戸を使えます。
防火自動ドアには、ドアの端に丸いハンドルのようなものがあり、それがくぐり戸となっているのです。
くぐり戸は、扉を押すと手動で開くので、そこから出入りができます。
ただし、丸いハンドルがない場合は、くぐり戸のないタイプです。
とはいえ、防火自動ドア自体も、手動で開閉できるので、閉じ込められる心配はありません。
パニックオープン
基本的に、自動ドアには「パニックオープン」という機能が備えられています。
パニックオープンは、非常時開放システムとも呼ばれており、非常事態が発生した際に電気錠を開放するシステムです。
停電時には非常電源に切り替わり、ドアを開放状態にしてくれます。
このパニックオープンが備えられているため、基本的に閉じ込められることはありません。
停電時の自動ドアは冷静に対処しましょう
自動ドアは、停電時でも心配する必要はありません。
停電時に自動ドアが閉まってしまうと、「閉じ込められてしまった！」と焦ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、今回の記事を参考に、対処法を知っていれば、焦らず冷静に対処できます。
停電時や災害時など、一番危険なのはパニックに陥り判断能力が鈍ることです。
自動ドアの対処方法を知っておき、いざというときのために活用してください。
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こちらの記事も参考にしてください。
執筆者：酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。
