コラム

スイングドアオペレーターが補助具一覧として掲載されていない歯がゆさ

介護や福祉の現場では、暮らしを支えるさまざまな補助具が活躍しています。

その一方で、「本当に役立つ機器が、まだ十分に知られていない」「補助金の対象かどうかわからず、導入が難しい」と感じたことはないでしょうか。

私たちが取り扱うスイングドアオペレーターも、まさにその一つです。

開き扉を自動ドアに変えることで、ご本人やご家族の負担を減らし、日々の暮らしをもっと快適にできる製品。

しかし、いまだ多くの自治体で補助具一覧に掲載されていません。

それでも私たちは、一人ひとりに丁寧に説明を重ね、必要な方に本当に届けるための努力を続けています。

 

そもそも補助具一覧とは

介護や福祉の現場では、ご本人やご家族の負担を軽減するためのさまざまな福祉用具や補助具が活用されています。

「補助具一覧」とは、国や自治体が公式に定めている、補助金や給付の対象となる福祉用具・機器のリストのことを指します。

この一覧に掲載されている製品は、原則として公的な補助金や助成金を利用して導入できるため、利用者にとっては大きな安心材料となります。

また、福祉担当者やケアマネジャーにとっても「どの製品が公的支援の対象か」を判断する基準になるため、制度運用上も重要な役割を果たしています。

 

補助具一覧に掲載されていない現状

すべての有用な機器がこの補助具一覧に掲載されているわけではありません。

たとえば、私たちが扱う「スイングドアオペレーター」は、開き戸を自動化できる装置として多くの現場で役立っていますが、いまだ多くの自治体の補助具一覧には記載がありません。

このため、利用者様やご家族、福祉の担当者が「導入したい」と考えても、申請時に「本当に補助金の対象になるのか?」「実績が少ない機器ではないか?」と不安に思われるケースがしばしばあります。

また、担当者側も「一覧にないので難しいのでは…」と及び腰になってしまい、説明の手間や制度の壁を感じやすいのが現状です。

 

補助具一覧の見直しはされないものか…

補助具一覧に掲載されていれば、説明や手続きもスムーズに進みます。

私たちとしても、一覧掲載の有無によって日々の業務の手間やご案内の難易度が大きく変わることを実感しています。

それでも、私たちは一つひとつのご相談や案件に丁寧に向き合い、なぜスイングドアオペレーターが必要なのか、どんな場面で役立つのかを分かりやすくお伝えしています。

 

正しく伝えること、丁寧に寄り添うこと

この分野には、「よく分からないから無理」「一覧にないから諦める」となりがちな現実があります。

でも、本当に現場で求められているものを届けるには、少し手間がかかっても、正しく伝え、寄り添うことが不可欠です。

「こんな補助具があるとは知らなかった」「使ってみて本当に助かった」という声をいただけるたび、改めてこの仕事の意味を感じています。

これからも目の前の一人ひとりと向き合い、スイングドアオペレーターの価値と必要性を社会に伝えていくことで、制度そのものをより良くしていく一助になれればと考えています。

 

個人のお客様へ

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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