ロコモティブシンドロームとは?簡単なチェックから予防方法まで解説
昨今、高齢者の身体能力が低下するロコモティブシンドロームが注目されています。
ロコモティブシンドロームとは、運動器症候群とも呼ばれ、加齢に伴う筋力の低下や病気などにより運動機能が衰えてしまい、要介護になるリスクの高い状態です。
今回は、ロコモティブシンドロームについて解説します。
チェック項目も紹介するので、高齢者のご家族がいる方は参考にしてください。
目次
ロコモティブシンドロームの主な流れ
ロコモティブシンドロームは、運動機能の低下から要介護になるリスクの高い状態までを指す、幅広い意味合いがあります。
そのため、一重にロコモティブシンドロームと言っても、多岐にわたります。
第一段階は、まず骨粗しょう症や変形性関節症などで、歩行はできるものの痛みや違和感、姿勢の変化がある段階です。
第二段階が、移動機能の低下で、歩行障害とも呼ばれ、杖などがないと歩けない状態。
第三段階が、要介護の車椅子が必要な状態です。
第一段階で適切に対処すれば、移動機能は向上します。
ロコモ度チェック
ロコモティブシンドロームであるかどうかは、以下の項目から判断できます。
以下の項目に一つでも当てはまる場合は、ロコモティブシンドロームの可能性があるので、一度しっかり見てもらった方が良いです。
- 片足立ちで靴下がはけない
- 家のなかでつまずいたりすべったりする
- 階段を上がるのに手すりが必要
- 家事のなかで重いものを扱うのが困難
- 2kg程度の買い物の持ち帰りが困難
- 15分ほど続けて歩けない
- 横断歩道を青信号で渡り切れない
ただし、上記に該当したからといって、確実にロコモティブシンドロームになっているわけではありません。
あくまで可能性があるかどうかを判断するものです。
ロコモティブシンドロームの予防方法
ロコモティブシンドロームかもしれないと感じたら、早い段階で予防しましょう。
ロコモティブシンドロームの予防は、日常生活の改善で行えます。
現在、歩行に少しでも違和感があるなら、今から心がけてみてください。
また、年齢に関係なく、若い人でも今から行っておくと良いです。
日常生活に運動を取り入れる
ロコモティブシンドロームの原因の一つは、筋力の低下です。
そのため、日常生活に運動を取り入れて、筋力を鍛えましょう。
ただし、無理な運動を行う必要はなく、日常のなかで10分程度の軽い運動を取り入れるだけで良いです。
たとえば、以下のような運動を行ってみてください。
- エレベーターから階段に変える
- 移動を自転車または歩きに変える
- 一駅歩く
- テレビを見ながらストレッチを行う
急にジョギングなどを行う人もいますが、かえって負担を与えてしまう可能性があるので、まずは軽い運動から始めましょう。
バランスの良い食事
ロコモティブシンドロームの予防には、バランスの良い食事も大事です。
栄養をしっかり摂るための合言葉として「さあにぎやかにいただく」という言葉があります。
- さ……魚(動物性たんぱく質・カルシウム・ビタミンDなど)
- あ……油(細胞を作るのに適度な油分が必要)
- に……肉(良質なたんぱく源)
- ぎ……牛乳(たんぱく質・カルシウムなど)
- や……野菜(ビタミン・食物繊維など)
- か……海藻(ミネラル・食物繊維など)
- (に)
- い……芋(糖質・ビタミン・ミネラルなど)
- た……卵(たんぱく質が豊富)
- だ……大豆(必須アミノ酸・カルシウムなど)
- く……果物(ミネラル・ビタミン・食物繊維など)
ただし、上記の食べ物を食べれば良いわけではなく、毎日3食バランスよく摂取することが大事です。
ロコモティブシンドロームの可能性があるなら
ロコモティブシンドロームのの可能性を感じたら、自宅の簡易的なバリアフリー化も検討しておきましょう。
適度な運動は必要ですが、必要以上の負担を与えてしまうのも良くありません。
また、悪化する場合を考えて、早い段階でバリアフリー設備を整えておくと良いでしょう。
弊社では、開き戸を自動ドア化する「スイングドアオペレーター」を扱っています。
玄関などの扉に後付けで設置できるもので、ドアの開閉の負担を軽減できます。
少しでもロコモティブシンドロームの可能性を感じたら、ぜひ設置を検討してみてください。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
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こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。