コラム

スイングドアオペレーターは贅沢品ではなく、生活に必要なもの

車椅子ユーザーが日常でどんな場面に困っているか、ご存知でしょうか。

たとえば、マンションの玄関で「鍵に手が届かない」「外に出たはいいが帰宅できない」といった問題は、当事者でなければなかなか想像できません。

玄関ドアが奥まった場所にある構造や、車椅子を横付けできない廊下の設計によって、ほんの数十センチの「届かない」が大きな壁になるのです。

そんな現実を前に、スイングドアオペレーターは単なる「便利グッズ」ではなく、日々の暮らしを守る「生活必需品」だと私たちは考えています。

車椅子に乗ることは誰にでも起こり得ること。

だからこそ、もっと多くの方にこの現実と製品の価値を知ってほしい。

 

車椅子ユーザーの本当の困りごとは知られていない

車椅子で生活する方々の日常には、周囲が気付きにくい「困りごと」がたくさんあります。

たとえば、マンションの玄関ドアで鍵に手が届かず、外に出られても自宅に戻れないケースがあることをご存知でしょうか。

最近のマンションでは、玄関ドアが廊下よりも奥に引っ込んだ構造になっているため、車椅子ごと奥まで入れなかったり、横付けができず、手が届かなくなることがあります。

 

贅沢品ではなく生活必需品として考えてほしい

車椅子ユーザーの現実を考えると、スイングドアオペレーターは「ちょっと便利な道具」や「贅沢品」ではありません。

実際には、車椅子で生活される方の外出や帰宅という基本的な日常を守るために、生活に密着した本質的な道具です。

エコキュートやIH調理器などが「贅沢品」とは呼ばれず、現代の暮らしに必要不可欠な設備として認識されているように、スイングドアオペレーターも「特別な人だけのもの」ではなく、日常生活のあたりまえの一つとして広がってほしいと私たちは願っています。

 

社会全体の「認識」が変わってほしい

今、スイングドアオペレーターは「贅沢品」と見られてしまうことが多く、補助具や住宅設備としての認知が十分に広がっていません。

ですが、車椅子に乗る可能性は誰にでもあります。

ケガや病気、加齢など、どんな人にも起こり得ることです。

もし自分や家族、友人が同じ困難に直面した時、「もっと早く知っていればよかった」と後悔することがないように。

私たちは一人ひとりにこの現実を丁寧に伝え、社会全体の認識が少しずつ変わっていくことを目指しています。

 

個人のお客様へ

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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