コラム

マンションエントランスの自動ドア価格相場は?費用を左右する要素と導入のポイント

マンションのエントランスを自動ドアにすることで、居住者の利便性や防犯性を高められます。

手動ドアよりもスムーズに出入りでき、荷物を持ったままでも安心して通行できる点が大きなメリットです。

とはいえ、導入を検討する際には「どの程度の費用がかかるのか」を把握するのが重要です。

今回は、マンションエントランスの自動ドア価格相場や費用を左右する条件、補助金を活用してコストを抑える方法までを解説します。

 

マンションエントランスの自動ドア価格相場

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マンションエントランスに自動ドアを設置する場合、新設か後付けかで費用は大きく変わります。

新設工事では、ドア本体・枠・センサー・制御盤など一式を導入するため、約100万〜250万円が目安です。

さらに、自動ドアの価格は、ドアの形状によっても変動します。

片開きタイプは構造がシンプルで比較的安価ですが、両開きになるとモーターやセンサーが増えるため費用が上がります。

また、引き戸型よりも開き戸型の方が設置難易度が高く、後付けの場合は部材調整や安全確認に手間がかかることもあります。

ガラスドアや重厚な金属ドアなど重量のある素材を使用している場合は、駆動力の強い装置が必要です。

設置条件によって最適なタイプが異なるため、見積もり時には必ず現地調査を行うのが重要です。

 

マンションエントランスの自動ドア価格を左右する主な要素

同じ自動ドアであっても、仕様や設置環境によって価格は変わります。

ここでは、費用を構成する主な3つの要素を整理し、どの部分がコストに影響するのかを具体的に説明します。

 

ドアサイズ・素材・ガラス仕様などの構造的条件

ドアのサイズや素材は、自動ドア価格を決定する基本要素です。

大型のエントランスほど駆動機構が強化されるためコストが上がります。

また、強化ガラスや防火仕様など特注素材を使う場合も費用が増加します。

特にマンションでは外観デザインとの統一感も求められるため、既存枠に合わせたカスタマイズ対応が必要です。

標準仕様に比べて10〜30%ほど高くなるケースもあるため、設計段階で仕様を明確にしておくことが予算管理のポイントです。

 

センサー・施錠システムなどの機能面の違い

自動ドアには、開閉センサーやオートロックなど多様な機能を組み込めます。

エントランスでは、防犯性を考慮した電気錠やICカード連動システムの導入が一般的です。

これらの機能を追加することで利便性と安全性は向上しますが、費用は1システムあたり5〜20万円前後増加します。

特にマンションでは居住者の入退管理や宅配対応を目的としたスマート連携が進んでおり、初期投資としてどの機能まで備えるかを明確にすることが重要です。

 

設置場所の環境(屋内・屋外・風圧など)による調整費

エントランスの設置環境も価格に影響します。

屋外に面した出入口では、風圧や温度差に対応するための補強や気密性の確保が求められます。

強風地域では、風速15m/sでも安全に開閉できるよう設計された装置が必要で、その分コストが上がります。

逆に屋内エントランスや風除室内であれば、比較的軽量なタイプで対応でき費用を抑えられます。

設置環境に合わせた仕様調整を行うことで、長期的な耐久性と安全性を確保できます。

 

補助金活用などでコストを抑える方法

自動ドアの導入は、高額になりやすい一方で、費用を抑える方法もあります。

マンションエントランスの自動ドア化は、バリアフリー化や省エネ化を目的とした補助金の対象になる場合があります。

特に高齢者や障がい者の安全な通行を支援する改修として申請できるケースが多く、自治体によっては費用の3分の1程度が補助されることもあります。

また、既存ドアを活かせる後付け型「スイングドアオペレーター」を選ぶことで、工事費を大幅に削減可能です。

これらを組み合わせることで、初期費用を抑えながら快適なエントランス環境を実現できます。

 

価格だけでなく安全性と利便性のバランスを

自動ドアの導入では「安くする」だけでなく、「長く安心して使えるか」という視点も欠かせません。

ここまでの内容を踏まえ、費用面と機能面のバランスを見極めるポイントを整理します。

マンションエントランスの自動ドア価格は、設置方法やドア構造、機能仕様によって大きく変わります。

費用面だけでなく、利用者の安全性や防犯性、日常の使いやすさを含めて検討することが大切です。

特に後付けタイプのスイングドアオペレーターは、費用を抑えながら快適な出入りを実現できる現実的な選択肢です。

導入前には必ず現地調査を行い、見積内容を比較検討することで、コストと性能のバランスが取れた最適な導入を進められます。

 

システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします

 

弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。

電話での相談はもちろん、助成金に関することもお気軽にご相談ください。

また、 コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。

当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。

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こちらの記事も参考にしてください。

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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