自動ドアにはバリアフリーレール|その自動ドア本当にバリアフリーに適していますか?
バリアフリー対策として、自動ドアを設置する建物は多いですが、その自動ドアは本当にバリアフリーに適しているでしょうか?
手動のドアから自動ドアにすることで、車椅子利用者の負担は減ります。
しかし、自動ドアにするだけでは万全の対策とは言えません。
車椅子利用者にとって、本当に負担のない自動ドアとはどんなものか解説します。
目次
スライド式自動ドアはバリアフリーとして不完全
スライド式自動ドアは、センサーやボタンによって開閉します。
このとき、ドアは上下のレールに沿って動くのですが、このレールが問題なのです。
下部分のレールに凹凸があると、車椅子のタイヤがひっかかってしまいます。
もちろん凹凸といっても、それほど大きな凹凸ではないので、止まってしまうことはありません。
しかし、少しひっかかってしまうことで、自動ドアに挟まれる恐れや転倒など、スムーズに出入りしづらくなります。
これでは、バリアフリーとして万全のドアとは言えないでしょう。
バリアフリーのためのスライド式自動ドアはどうあるべきか
下部レールに溝があるような自動ドアでは、バリアフリーとして万全ではありません。
では、スライド式自動ドアはどうするべきか?というと、主に2つの方法があります。
- バリアフリーレールの使用
- 吊り下げ式自動ドア
それぞれが、どのようなものか以下で解説します。
バリアフリーレール
バリアフリーレールとは、下部レールの幅や溝を、最小限にしたものです。
レールの幅や溝のサイズに関しては、各業者によって異なりますが、参考例として、レール溝幅4mmのバリアフリーレールがあります。
車椅子はもちろん、ヒールなども挟まりにくいため、安心して使えるレールです。
吊り下げ式
吊り下げ式は、名前の通りドアを吊り下げているタイプの自動ドアです。
吊り下げているため、床はレールがない状態になり、車椅子でも気にせず出入りが可能。
さらに、レールのある自動ドアの場合、レール部分にゴミが溜まってしまうこともありますが、吊り下げ式ならゴミの心配も不要です。
衛生的かつ安全に使える自動ドアなので、バリアフリーに最適なタイプと言えるでしょう。
バリアフリーにスライド式自動ドアはもう古い
バリアフリー対策として、スライド式自動ドアを導入する店舗、住宅は多いですが、スライド式自動ドアにするのはもう古い考えです。
スライド式自動ドアでも、決して使えないわけではありませんが、多くのデメリットがあります。
- 設置費用が高い
- 大規模なリフォーム(工事)が必要
- ある程度スペースが必要
- 自宅には付けにくい
- 集合住宅にはつけられない
スライド式自動ドアは、設置にしにくいドアと言えるでしょう。
とくに一般住宅には向いていません。
では、どんな自動ドアを設置するべきか?開き戸の自動ドアです。
スライド式自動ドアと比較すると、開き戸の自動ドアは、以下のようなメリットがあります。
- 設置費用が安い
- 後付け可能で最短1日で設置可能
- 現在の開き戸に付けるだけなのでスペースは必要ない
- 自宅でも取り付け可能
- 集合住宅でも取り付け可能
さらに、開き戸にレールは必要ないので、スライド式自動ドアで問題となる溝はありません。
今までは自動ドアと言えばスライド式自動ドアが主流でしたが、これからは開き戸自動ドアが主流になる時代が来るでしょう。
バリアフリー対策としてドアの改修を考えているなら、スライド式ではなく、開き戸の自動ドア化を検討してみてください。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
当社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。
電話での相談はもちろん、補助金に関することもお気軽にご相談ください。
また、 2021年8月現在、コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。
当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。
こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。