自宅ドア選びはドアの幅も考えて選ぶ|車椅子利用者の必要な幅は?
自宅の玄関ドアや部屋のドア、どのように選んでいますか?
多くの方は、デザインや利便性から選んでいるのではないでしょうか。
もちろん、家族の好みに合わせたドア選びも重要です。
しかし、要介護者がいる場合、ドアの幅も確認しておきましょう。
自宅ドアの選び方について解説します。
目次
車椅子利用者のためのドア
自宅に車椅子利用者がいる場合、どのようなドアにするべきか、いくつかの種類を紹介します。
ドアは、大きく分けて以下の3種類です。
- 引き戸
- 開き戸
- 折れ戸
それぞれの特徴や、車椅子利用者にとってどのドアが向いているのかを、以下で具体的に解説します。
引き戸
引き戸は、横にスライドするタイプのドアです。
よく店舗に設置されている自動ドアのようなものだと考えてください。
横にスライドするため、開口部が広く取れ、出入りしやすいのがメリットです。
開閉したときに場所を取らないので、車椅子利用者にとって、利用しやすいドアと言えるでしょう。
ただし、気密性が取りにくく音漏れしやすかったり、レールにゴミが溜まりやすかったりと、生活する上ではデメリットがあります。
車椅子利用者のためにドアを変える場合で、生活的な支障が気にならないのであれば、引き戸はおすすめです。
開き戸
開き戸は、一般的なドアです。
自宅の玄関ドアをイメージによく設置されているドアと考えてください。
開き戸のメリットは、気密性があり音漏れしにくい部分や掃除しやすい部分です。
ただし、扉を開閉するスペースをとらなければいけなかったり、ドアノブをまわさないといけないなど、車椅子利用者にとっては不便な点もあります。
また、玄関ドアの場合は、鍵を開けたり閉めたりしなければいけないため、車椅子利用者にとっては使いにくいドアです。
開き戸を自動ドアにすれば問題解決
一般的に開き戸は車椅子利用者にとって不便なドアだと考えられています。
ドアノブをまわさなければいけなかったり、開口幅が狭かったり、車椅子利用者にとってはデメリットが多いです。
しかし、開き戸を自動ドアにすれば解決します。
リモコン式の自動ドアにすれば、鍵の施錠やドアの開閉もボタンひとつです。
弊社システムクリエーションでは、現在のドアに後付けで自動ドアにできる「スイングドアオペレーター」を取り扱っているので、開き戸の自動ドア化を検討している方は、ぜひご相談ください。
折れ戸
折れ戸は、引き戸と似ているドアで、名前の通りドアが折れるタイプです。
部屋のクローゼットによく使われています。
折れ戸のメリットは、開口部が省スペースで設置できる点です。
開き戸のように、開口スペースをとりません。
ただし、引き戸に比べると、折りたたまる分開口部は狭くなります。
また、掃除をしにくいのがデメリットです。
良い部分も悪い部分も、引き戸と開き戸の中間と考えると良いでしょう。
開口部を広くとりたい車椅子利用者にとっては、あまり良いとは言えません。
車椅子利用者が通れる開口部の幅
車椅子利用者のためのドアを設置する上で、重要になるのが開口部の幅です。
人ひとりが通るだけのスペースであれば、開口部が多少狭くても問題ありません。
しかし、車椅子は、開口部の幅がないとドアを通ることだけでも困難になってしまいます。
では、車椅子利用者のために、どれだけの幅が必要かというと、大体有効開口幅で1000mm(100cm)です。
100cmの幅があれば、車椅子利用者でも、スムーズに通り抜けできます。
一方で、一般の引き戸の有効開口幅がどれくらいかというと、大体736mmです。
車椅子の仕様によっては通り抜けできないことはありませんが、通り抜けるのはかなり困難でしょう。
車椅子利用者が通りやすい自宅ドアを
車椅子利用者が通りやすいドアを考えるなら、幅を重視して考えていきましょう。
バリアフリーのためにドアを交換しても、車椅子利用者が通りにくい設計になってしまっては意味がありません。
現在自宅で利用している車椅子の幅を考慮した上で、ドアの交換を考えてみましょう。
また、あまり費用がかけられない場合は、ドアごと取り替えるのではなく、現在のドアを改良することもおすすめです。
弊社で取り扱っている「スイングドアオペレーター」は、後付けで開き戸を自動ドア化できます。
ドアごと取り替えるよりも費用が安く済むので、そのような対策も検討してみてはいかがでしょうか。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
当社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。
電話での相談はもちろん、補助金に関することもお気軽にご相談ください。
また、 2021年6月現在、コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。
当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。
こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。