【最新】最前線の倉庫の自動化事例
倉庫の自動化の例として、これまでもロボットや自動ドアについて解説してきました。
これまでの記事は、以下を参考にしてください。
今回は、さらに進んでいる倉庫自動化の例について解説します。
これまで倉庫の自動化として取り入れていなかった部分も、ぜひ参考にしてください。
目次
倉庫自動化の最新機器導入事例
倉庫の自動化として、昨今取り入れられているのが、以下の3つです。
- コボット
- ドローン
- AR・VR
「コボット」については、初めて耳にする人も多いでしょう。
また、ドローンやAR・VRについては、どのように倉庫作業に役立つのかわからない人もいるかもしれません。
以下で、需要と合わせてどのように利用するのかについて解説します。
コボット
コボットとは、人と一緒に働くロボットシステムを指します。
従来のロボットとは異なり、作業員に直接置き換えることを目的しておらず、あくまでサポート的な立ち位置です。
わかりやすい例では、自動のフォークリフトや無人搬送車などがあります。
従来のロボットよりも低コストで導入できるため、費用を抑えたい企業にもおすすめです。
コボットの需要
コボットの導入は、2017年から2022年において、増え続けています。
導入が多いことから、大手のロボットメーカーもコボットの開発を行うようになりました。
例として、以下のような企業がコボットを開発しています。
- ローカス・ロボティクス(Locus Robotics)
- ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)
- 6リバー・システムズ(6 River Systems)
いずれもアメリカの企業ですが、日本でもコボットの需要は今後高まっていくと予想されます。
ドローン
ドローンは、在庫管理から商品の移動、検査や監視などに活用できます。
とくに多いのは、在庫管理としての活用です。
倉庫内を飛び回りながら、スピーディーに在庫管理を行えます。
ドローンの需要
ドローンによる在庫管理は、2017年、マサチューセッツ工科大学の研究グループが考案しました。
倉庫内を飛び回り、10メートル以上離れたRFIDタグを読み取るようにプログラムしたのが、最初の活用例と言えます。
現在では、世界各国の倉庫が、ドローンによる在庫管理を導入しています。
AR・VR
AR・VRは、作業員の訓練や生産性の向上、ピッキング時のミス削減として活用されています。
主な例は、以下のとおりです。
- AR…訓練やピッキング(リアルタイムで指示を伝えられる)
- VR…倉庫の設計レイアウト・長期計画・訓練(没入体験による活用)
一見、倉庫の自動化とは離れた分野に見えるAR・VR技術ですが、機能を応用すれば、倉庫の効率化につながります。
AR・VRの需要
AR・VRについては、多くのスタートアップ企業が開発を行っています。
例として、以下のような機器があります。
- GetVu社の手掛ける倉庫用ARグラス「PikVu」…ピッキング担当者に商品までの経路案内、商品の特定、手ぶらでのスキャン、確認機能を提供
- ビュージックス社…音声で操作するスマートグラス。バーコードスキャナーとエラーをリアルタイムで記録するビデオキャプチャーも搭載
- スキャンディット社…在庫の補充や管理のためのARスキャンシステム
- エアハルト・パートナー・グループ…仮想物流の計画に活用するサウンドプロジェクションを内蔵した特殊な空間「EPGホロデック」を開発
上記のように、各国の企業がAR・VRを使用した、倉庫作業効率化の機器を開発しています。
倉庫作業の自動化は進化を続けている
倉庫作業の自動化は、今回紹介したように、どんどん新しい機器を導入して進化しています。
今後も、新しい機器が開発され、より倉庫作業が効率的にすすんでいくでしょう。
弊社システムクリエーションでも、開き戸を自動化できる装置を取り扱っています。
多額の費用がかかる機器の導入が難しい場合は、まずドアの自動化から進めてみてはいかがでしょうか。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。
開き戸の自動ドア化に関して不明な点などがございましたら、お気軽にお問合せください。
こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。