コラム

物流倉庫の改善活動に関するアンケート調査結果

物流倉庫の改善活動に関するアンケート調査結果

流倉庫では、コスト削減や品質向上など、日々改善活動に取り組んでいます。

しかし、改善活動に取り組もうと思っても、どのような活動がどのような効果に繋がっているのかと不安に感じる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、物流倉庫の改善活動に関するアンケート調査について解説します。

なお、今回のアンケート結果は富士電機「物流・倉庫部門の改善活動調査、見える化/見せる化による効果は「作業生産性の向上」「物流品質の向上」「業務コストの削減」|物流・倉庫部門における改善活動に関する動向調査2021| 」を参考にしております。

 

物流倉庫の改善活動取り組み状況

物流倉庫の改善活動への取り組み状況に関しては、以下の結果となりました。

  • 取り組んでおり、定着している…20.4%
  • 取り組んでおり、一部で定着している…31.3%
  • 取り組んでいるが定着していない…18.0%
  • 必要性は感じているが、取り組んでいない…12.7%
  • 取り組んでいない…12.4%
  • わからない…5.3%

上記のように、改善活動に取り組んでいる倉庫が半数でした。

しかし、取り組んでいるが定着していないとの意見も多くあります。

 

物流倉庫の改善活動に取り組む目的

物流倉庫の改善活動に取り組む目的

物流倉庫の課題は、多岐にわたります。

そのなかで「改善活動で何を目的にしているか?」についてのアンケート結果は、以下のとおりです

  • コスト削減…53.8%
  • 在庫管理の精度向上…49.6%
  • 事故・故障等の予防・安全性の向上…48.7%
  • 生産性の向上…47.0%
  • 品質の向上…43.2%
  • 人手不足の解消や補完…37.3%
  • 顧客満足度の向上…27.5%
  • その他…3.8%

上記のように、コストの削減や在庫管理など、大きく分けると業務の効率化を目的にしているケースがほとんどです。

 

倉庫現場での改善活動の手法と改善効果

倉庫現場での改善活動の手法と改善効果

実際にどのような改善活動が行われているか、また改善活動によってどのように効果が見られているかについて紹介します。

「改善活動に取り組みたいけど何をするべきかわからない」という倉庫は、ぜひ参考にしてください。

  • 社内アンケート・意識調査を行っている…46%
  • 社内ヒアリング調査を行っている…57%
  • 5S活動を行っている…72%
  • QCサークル活動を行っている…39%
  • IE手法、活動を行っている…29%
  • 見える化、見せる化…70%
  • 3Mの排除…71%
  • なぜなぜ分析…49%
  • KPIを利用した改善活動…39%
  • ISO9001の取得…52%

上記の中で、上位3位内の取り組みの効果についての結果は、以下のとおりです。

【見える化/見せる化の改善効果】

  • 作業生産性の向上…59.3%
  • 物流品質の向上…59.3%
  • 業務コストの削減…58.0%
  • 在庫管理精度の向上…58.0%
  • 安全性の向上…44.4%
  • 社内コミュニケーションの活性化…40.7%
  • リードタイムの知識…22.2%
  • 顧客満足度の向上…17.3%
  • 環境負荷の低減…16.0%
  • 企業イメージの向上…11.1%
  • その他…1.2%

【5Sの改善効果】

  • 作業生産性の向上…69.8%
  • 安全性の向上…67.7%
  • 物流品質の向上…61.5%
  • 業務コストの削減…45.8%
  • 在庫管理精度の向上…44.8%
  • 環境負荷の低減…28.1%
  • 社内コミュニケーションの活性化…28.1%
  • リードタイムの知識…22.9%
  • 顧客満足度の向上…20.8%
  • 企業イメージの向上…15.6%

【3Mの改善効果】

  • 業務コストの削減…71.2%
  • 作業生産性の向上…67.5%
  • 物流品質の向上…61.3%
  • 安全性の向上…48.8%
  • 在庫管理精度の向上…43.8%
  • リードタイムの知識…32.5%
  • 社内コミュニケーションの活性化…25.0%
  • 環境負荷の低減…25.0%
  • 顧客満足度の向上…16.2%
  • 企業イメージの向上…12.5%
  • その他…1.2%

上記3つの改善活動は、大きく効果が見られています。

 

物流倉庫の改善活動を効果的に行いましょう

物流倉庫の改善活動を効果的に行いましょう

物流倉庫の改善活動は、とにかく取り組めば良いものではありません。

自社にとって適切な改善活動があるので、今回のアンケート結果を参考にしながら、自社に取り入れていきましょう。

また、改善活動の一貫として、倉庫の設備を変更するなら、ドアの自動ドア化を検討してみてください。

弊社システムクリエーションでは、開き戸を自動ドア化する「スイングドアオペレーター」を取り扱っており、現在使用している開き戸に後付けでそのまま設置できます。

大規模な工事の必要がなく、費用負担も抑えられるので、ぜひ工場の導線作りやスムーズな出入りのためにご活用ください。

 

システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします

 

弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。

開き戸の自動ドア化に関して不明な点などがございましたら、お気軽にお問合せください。

ご相談はコチラから

 

こちらの記事も参考にしてください。

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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