AI掃除ロボの衝突回避機能だけでは解決できない課題
自動清掃ロボットには、壁や家具にぶつかってしまうというデメリットがありました。
昨今では、AIによって自動的に衝突回避するロボットも開発され、改善されています。
しかし、衝突を回避できるだけで、本当に十分と言えるでしょうか。
今回は、AI掃除ロボットの課題について解説します。
目次
AI学習機能のついた掃除ロボットとは
AI学習機能のついた掃除ロボットの代表的なものでは、ソフトバンクの「Whiz」があります。
Whizは、手押しでエリアを回ると、AIが自動的に地図データを作成してくれる掃除ロボットです。
また、荷物や障害物などを自動的に検知して、衝突を回避してくれます。
使用に当たっては、最初に同機を手押しして清掃エリアの地図データを作成し記憶させます。一度清掃ルートを作成、記憶すれば、後はスタートボタンを押すだけで記憶した地図データを基に清掃ルートを自律走行するため、清掃時の品質を一定に保つことができます。また、清掃ルート上に人や障害物が出現しても、Whizに搭載された複数のセンサーが検知することで、回避しながら走行することが可能です。
引用元:ソフトバンク
従来の自動掃除ロボットは、家具や壁、人や物にぶつかってしまうため、デメリットも多くありました。
しかし、AIのおかげで、障害物にあたるデメリットがなくなったのです。
AI自動掃除ロボットの課題
AI機能付き自動掃除ロボットは、これまでの多くの課題を解決してくれます。
しかし、解決されていない課題があるとお気づきでしょうか。
大きな課題として、以下の2つがあります。
- 段差があると先に進めない
- 別の部屋へ移動できない
なぜこれらの課題が生まれてしまうのか、以下で解説します。
段差があると先に進めない
AI機能のある自動掃除ロボットは、センサーで障害物を避けるように設計されています。
しかし、障害物を避けてしまうというのは、段差もよけてしまう可能性があるのです。
段差を避けるようなロボットの場合、人の手でロボットを動かす手間が発生します。
ロボットを導入することで、結果的に人の手間が増えてしまうのです。
別の部屋へ移動できない
AI機能のある自動掃除ロボットは、壁をよけてしまいます。
つまり、ドアで区切られている空間は、自由に行き来できないのです。
自動掃除ロボットを複数台導入するか、人の手でドアをあけてロボットが行き来するようにするしかありません。
結果として、人の手間がかかってしまうデメリットが発生してしまいます。
自動掃除ロボットの課題を自動ドアで解決
上記で解説したように、自動ドアは障害物や壁、ドアがあると、その先に進めません。
その課題を解決できるのが、ドアの自動ドア化です
ドアで区切られている部分を自動ドアにすれば、人の手でドアを開閉する必要はありません。
弊社では、ドアを自動ドア化する「スイングドアオペレーター」を取り扱っています。
スイングドアオペレーターは、現在の開き戸に後付けで設置できるので、大規模な工事の必要がありません。
ぜひ自動掃除ロボットの導入を検討している企業は、自動ドア化も検討してみてください。
自動掃除ロボットを完全自動化するために
自動掃除ロボットによって、掃除の効率化は行えるようになりましたが、まだ完全とは言えません。
自動掃除ロボットのデメリットを解決するためには、人の手が必要です。
ただ、ロボットの性能だけで完全自動化になるのは今後も難しいと言えます。
そのために、自動掃除ロボットの導線から考えると良いでしょう。
ロボットの動きやすい導線を確保すれば、ほぼ完全自動化になると言っても過言ではありません。
ぜひ、自動掃除ロボットを導入する際は、その周りの部分から考えてみてください。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。
開き戸の自動ドア化に関して不明な点などがございましたら、お気軽にお問合せください。
こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。