自動ドアの保守点検とは?点検内容を確認しておきましょう
自動ドアを設置する場合、定期的な保守点検が推奨されています。
この保守点検は、必ず行わなければいけないものではありませんし、どの位の期間に点検すると定められているものでもありません。
では、保守点検を行わなくても良いか?と言うと、一概にそうとは言いきれません。
そこで、今回は保守点検の内容について解説します。
内容を知った上で、保守点検を行うかどうか検討しましょう。
目次
自動ドアの保守点検を行う目的
自動ドアの保守点検を行う目的は、安全に自動ドアを使うためです。
なにか起きてからではなく、なにも起こらなくするための、予防保全と考えてください。
たとえば、以下のような作業があります。
- 故障の兆候または欠陥を早期発見するための点検
- 注油、清掃、調整などの実施と部品の取替え修理
- 定期交換品目の取替え
保守点検を行うことで、問題のある箇所を早期に発見し、安全性を維持することができます。
自動ドア保守点検の業務内容
自動ドア保守点検業務の内容は、業者によって異なりますが、主に6つです。
以下は、JADA(全国自動ドア協会)の保守点検業務になります。
- 定期点検の計画及び実施。(保守修理来歴・点検基準作成、必要な機器の準備など)
- 点検報告書の作成。(自動ドア点検・保守報告書)
- 建物の管理責任者へ点検・保守内容の報告。
- 修理などの措置。点検の結果、必要により補修又は改修を行う。
- 保守・修理記録及び管理。
- 関連業者との協力体制。
実際にどのような作業をどの位の頻度で行うのか、以下で解説します。
点検
点検は主に「オペレーター部」「センサー部」「ドアの建付け」の3点をメインに点検します。
細かい点検作業や周期は、以下の通りです。
- 安全・機能の点検……3ヶ月毎に1度
- 摩擦・破損の点検……6ヶ月毎に1度
- 疲労・劣化度合いの点検……12ヶ月毎に1度
安全や機能面に関する点検は、3ヶ月に1度など、細かく点検してもらう方が良いでしょう。
とくに、オフィスビルやマンションなど、多くの利用者がいる場所は、できるだけ細かく点検してもらうことをおすすめします。
保守
保守は、自動ドアの安全性を確保したり、機能を維持したりする上で重要な作業です。
JADAの場合、以下の作業を行います。
- 取替:次回点検日までに耐用限度を越えると判断する箇所の消耗部品の取替え。
- 調整:徐行速度・開放タイマ調整及び部品の位置調整などの作業。
- 締付:各部取付ボルト・ねじ類の増し締め作業。
- 清掃:吊戸車。ハンガーレール走行面などの汚れの除去作業。
- 注油:可動部分の補給油作業。
取り替えや調整など、素人ではできない作業なので、必ず専門業者に依頼しなければなりません。
また、それぞれの箇所をチェックしておかなければ、トラブルに発展する可能性があるので、できるだけこまめに見てもらうと良いでしょう。
修理
点検の結果、劣化や性能低下している部分があれば、支障のない状態まで修理作業を行います。
もし保守点検をしていない場合、大規模な修理になってしまう可能性があるので注意。
細かな保守点検を行うことで、早期的に問題を見つけ、修理に取り組めます。
結果的に、費用も安くなるでしょう。
保守点検は契約するべき?
自動ドアの保守点検は、基本的には契約しておいた方が良いです。
保守点検をしておくことで、多くのトラブルを防ぐことにつながります。
とくに、大規模なオフィスビルやマンションなどの場合は、必ず保守点検契約をしておきましょう。
しかし、そこまで人が通らない自動ドアであれば、保守点検の必要はありません。
たとえば、自宅玄関の自動ドア。
自宅玄関は、そこまで多くの人が使う場所ではなく、開閉動作も1日に数回程度です。
そのため、保守点検契約をしなくても、トラブルなる可能性は低いといえます。
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執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。