コラム

ドアをバリアフリーにするメリットとは?注意点についても解説

家族の介護が必要になったり、車椅子で家の中を移動しなければならかったりする場合、些細な段差や通路が大きな障害になることがあります。

これらの問題は、ドアを引き戸に変えるだけで問題を解決できるかもしれません。

そこで今回は、ドアをバリアフリーにするメリットについて、また注意点について解説します。

 

ドアをバリアフリーにするメリット

ドアをバリアフリーにするメリットは主に以下の通りです。

  • バリアフリーのドアならケガのリスクを大幅に軽減される
  • バリアフリーのドアは風による不快や危険を防ぐ
  • ドアが障害物にならない

日常的に利用するドアは、バリアフリーにすることで多くのメリットがあります。

 

バリアフリーのドアならケガのリスクを大幅に軽減される

バリアフリーの引き戸のメリットは、ケガのリスクを大幅に軽減できることです。

開き戸と違い、ドアを開けた際に家族にぶつかる心配がありません。

また、小さな子どもがドアに手を挟まれる危険性も大きく減少します。

さらに、ソフトクローズ機能付きの引き戸を選べば、安全性が一層高まります。

この機能により、ドアがゆっくりと閉まるため、子どもの手が挟まれるリスクがほぼなくなります。

同時に、ドアの衝撃音も軽減されるため、静かで快適な住環境を実現できます。

バリアフリーの引き戸は、家族全員の安全を守りつつ、快適な生活空間を作り出す効果的な方法といえるでしょう。

 

バリアフリーのドアは風による不快や危険を防ぐ

引き戸であれば、強風時でも安全に使用できます。

開き戸と違い、風の影響で勢いよく閉まる心配がありません。

これにより、ドアに挟まれるリスクや、突然の大きな音による驚きを防ぐことができます。

また、開き戸では強風時にドアストッパーが必要になりますが、引き戸ではそのような対策が不要です。

さらに引き戸の場合、開き具合を調整できるため、風の強さに応じて室内への風の流入量をコントロールすることもできます。

このような特性により、引き戸は室内環境の快適性を高めます。

強風時でも安心して窓やドアを開けられるため、自然換気がしやすくなり、結果として、季節を問わず快適な室内環境を維持しやすく、住む人の生活の質を向上させられるのです。

 

ドアが障害物にならない

引き戸は開いた状態でもドアが障害物になりません。

開き戸は開いた状態で部屋の内側に突き出すため、通行の妨げになることがあります。

この特性は、特に車いす利用者にとって大きなメリットとなります。

開き戸では、ドアを開けた後に車いすを操作して通過する必要がありますが、引き戸ならスムーズに通過できます。

また、歩行者にとっても、開いたドアにつまずくリスクが低減されるため、安全性が向上します。

特に狭い空間や、高齢者や障害のある方が生活する環境では、その利点が顕著に表れるでしょう。

 

ドアをバリアフリーにする際の注意点

ドアをバリアフリーにする際は、引き戸のメリットだけでなく、デメリットや注意点も十分に考慮する必要があります。

引き戸の最大の欠点は、設置に必要なスペースの問題です。

引き戸を収納するための壁内スペースが必要なため、設置可能な場所が限られます。

新築の場合は設計段階で計画できますが、リフォームでは既存の構造物との兼ね合いを慎重に検討しなければなりません。

また、引き戸の設置には他の要素も影響します。

たとえば、引き戸の壁にはスイッチやコンセントを設置できないため、電気設備の移動や撤去が必要になることがあります。

上吊りタイプの引き戸では床との隙間から空気が漏れる可能性があり、断熱性能に影響しかねません。

引き戸のバリアフリー化には多くの利点がありますが、設置場所の制約や既存設備との兼ね合い、断熱性能など、様々な要素を総合的に考慮する必要があります。

専門家と相談しながら、個々の状況に合わせた最適な選択をすることが重要です。

 

バリアフリーリフォームで家のドアを自動ドアにすることも可能

自動ドアの導入は、バリアフリーリフォームにおける優れた選択肢です。

高齢者や障害者にとって、ドアの開閉が容易になり、既存のデザインとの調和も図れます。

ただし、自動ドアにする場合は特別注文のケースが多いため、ドアの形状や設置場所によって費用が変わります。

導入を検討する際は、リフォーム業者と打ち合わせを行い、それぞれの状況に最適な選択をすることが重要です。

 

バリアフリーなドアでそなえる安心な家づくり

引き戸や自動ドアなどのバリアフリードアは、現在の生活を快適にするだけでなく、将来の変化にも柔軟に対応できる家づくりの要となります。

家族の年齢や身体状況が変わっても、安全で使いやすい環境を維持できるため、長期的な視点で見ると非常に有益な投資といえるでしょう。

段差の解消や通路の確保と合わせて、適切なドア選びを行うことで、全ての家族員にとって安心で快適な住環境を実現し、本当の意味でのバリアフリーな家づくりが可能となるのです。

 

システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします

 

弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。

電話での相談はもちろん、助成金に関することもお気軽にご相談ください。

また、 コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。

当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。

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こちらの記事も参考にしてください。

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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