コラム

玄関の自動ドア化が「車椅子の玄関の出入り問題」を解消!

玄関は車椅子にとっての難所

ちょっとした段差が弊害に

玄関にはちょっとした段差がありますよね。
この段差車椅子で乗り越えるのって結構大変なんです。

玄関ドアは自然に閉まってきます。
そのドアを手で押さえると車椅子の車輪を片手で回さないといけないんです。
片手の力で段差を乗り越えるにはある程度の腕力が必要です。

「いやいや、ドアを開き切ったところで止めてしまえば大丈夫だよね」

って思いますよね。
でも、開ききった状態にすると、せっかく玄関に入ってもドアを閉められません。
こんな風に玄関ドアは車椅子の方には、大きな難関になっているんです。

「自動ドア化」で解消される問題

玄関には「段差」の他にも数々の難所があります。

まず「鍵」です。
鍵をバックから出して刺して回す。
これって健常者にとって当たり前の行為ですよね。

でも、よく考えてみてください。

車椅子に座っている場合「ドアに対してどういう向きで車椅子を寄せるか」が問題になります。
向きによっては鍵穴に手が届かない場合もあるでしょう。

さらに「鍵穴の高さ」も弊害になり得ます。
立っていれば胸よりも下くらいの位置に鍵穴があるため、健常者にとっては回しやすいでしょう。
しかし座った状態では目線くらいの高さに鍵穴がきます。
そのため鍵を回すために手を持ち上げる必要があり、やりにくいはずです。

段差

また玄関自体の「段差」も障壁になります。
健常者の場合「ドアを開けながら段差を跨ぐ」という行為は意識しなくてもできるでしょう。
しかし車椅子の方はそうはいきません。

上述の通り「ドアを開けながら」の場合は、片手の力だけでタイヤを回して段差を乗り越える必要があります。
もちろん、ドアを開けっ放しにすることで両手を使って段差を乗り越えることもできますが、今度は「開きっぱなしにした扉を閉められない」という問題が発生します。

鍵や段差といった問題は、玄関を自動ドアにすることで解消されます。
リモコンの操作で鍵が開き、ドアがちょうどいい位置で開いたまま止まってくれます。

玄関に入ったら、リモコンでドアと鍵を閉めることができます。
リモコン一つで、鍵とドアを開閉できちゃうんです。

ドアの開閉が自動化されれば、段差で手間取ることもありません。
「両手で」車椅子を操作して段差を乗り越えることができるため、スムーズに入室できます。

「自動ドア化」の真の価値

人に頼らず外出できる

家族や介護の方にお手伝いしていただけるのはありがたいのですが、これって毎日のこととなると頼むのが心苦しいんですよね。
頼まれる親族の方も大変です。
介護で病んでしまう方もいるくらいです。
お出かけの頻度も減っちゃうと、ご本人も病んでしまいます。
もしかしたら、それがきっかけで、ご高齢の方だと認知症が進んでしまうかもしれません。

お出かけして、ウィンドウショッピングをする場合を考えてみましょう。
時間にとらわれず、色とりどりの商品を見て回るのはそれだけで楽しいですね。

実は「外に出ること」は楽しいだけではなく、脳みそにとってすごくいい刺激となるのです。
車椅子の方は周囲や人込み、足元の段差などいろいろなことに注意する必要があるため、外出それ自体が心身に良い刺激を与えます。

自立歩行できる人にとっては当たり前のことかもしれませんが、車椅子の方はご家族やヘルパーさんの手助けがないと玄関の出入りができません。
そのために外出の機会が激減してしまいます。

これを、大きく改善できるのが「自動ドア化」の真の価値でしょう。

玄関が自動ドアになった場合、自分で鍵とドアを開閉できるため、外出する際の負担がグッと減り、自然と外に出る機会も増えるのです。

介護者の方も楽になる

車椅子の方、ご本人はもちろん大変ですが、車椅子を押して玄関ドアを開ける作業は介護者の方にもご家族にも大きな手助けになります。

玄関ドアを自動ドアにする方法

自動ドアというと、コンビニとかにある自動ドアを思いうかべる方が多いと思います。
でも、玄関ドアは引き戸ではなく、開き戸(スイングドア)なんです。
これを引き戸に変えるには、扉が入っていく戸袋が必要です。

雨戸を思い浮かべてみてください。
想像できますか?

これって、ドアの改造になりますし高額な工事費がかかります。
さらに、建物の構造上戸袋の設置スペースがない場合やマンションの玄関のように消防法や建築基準法の定めで、引き戸にできないところもあります。

そんな時、この自動ドア(スイングドアオペレーター)で自動ドア化できます。

まずは、ご連絡ください。
ご自宅にお伺いして、玄関を拝見します。
自動ドアを設置できるか、どのように設置するか、電源をどこから引くか、さらには、電子錠を使用するか、リモコンはどのようなものにするかなど、細かく確認させていただきます。
そのうえでお見積りいたします。

障害者手帳をお持ちの場合、補助金で設置できる可能性がありますので、ご担当の役所をお知らせいただければ、役所に伺って補助金の申請のお願いにお伺いします。
補助金が決まれば、お客様のご負担はかなり軽減されますしもしかしたら、負担額が「0円」になるケースもあります。

そして、工事です。工事は一日で完了します。
翌日から、自由な外出をお楽しみいただけます。

リモコン一つで、鍵の開閉とドアの開閉ができます。オートロックで鍵のかけ忘れも心配ありません。

ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

製品情報を見る

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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