コラム

最新自動ドア事情|AIと自動ドアによるバリアフリー

最新自動ドア事情|AIと自動ドアによるバリアフリー

2021年4月、AIが自動ドアの開閉スピードを自動調節する実験が実施されました。

この実験により今後のAIと自動ドアの組み合わせによる可能性、より利便性の高いバリアフリーが考えられるようになるでしょう。

今回は、ニュース内容から、これからの自動ドアについて解説していきます。

ニュースはコチラ

 

AIが車椅子ユーザーを検知する実験

AIが車椅子ユーザーを検知する実験

実証事件は、2021年4月19日~6月30日にかけて行われました。

実験は、自動ドアにカメラを設置し、車椅子利用者を検知すると、ドアの開閉スピードや開放時間が長くなるという実験です。

開閉スピードは、以下のように設定されています。

 

【車いすを検出した時点(約4メートル手前)で、自動ドアセンサーが感知する前にドアを開けます。その後、開放時間を通常1秒のところ、5秒に延長し、閉まる速度を通常250mm/sのところ、150mm/sまで下げます。なお、車いすを検出する距離やドアの開放時間、閉まる速度は調整が可能です。】
引用:FNNプライムオンライン

 

さらに、自動ドアの開放時間が長くなるだけではなく、すれ違う人に対して、車椅子利用者がいるという注意喚起表示も行えます。

他にも、デジタルサイネージでバスの時刻表を配信することができるなど、注目の集まる自動ドアとなっているのです。

現在はまだ製品化されていませんが、もし製品化されれば、車椅子だけではなく、松葉づえやベビーカー利用者も対象に検知できるようになります。

 

AIと自動ドアの今後の可能性

AIと自動ドアの今後の可能性

実験後の展開は、医療機関や福祉施設、自治体施設など、比較的規模の大きい施設への導入を検討しているとのことです。

しかし、この技術があれば、自宅の自動ドアにも応用できるかもしれません。

弊社では、後付け設置で自宅開き戸を自動ドア化する「スイングドアオペレーター」を取り扱っています。

スイングドアオペレーターは、リモコンキーなど最新のキーにも対応していますが、今後はAIとの組み合わせも可能になるかもしれません。

現在でも、指紋認証や顔認証など最新のものがありますが、AI検知が一般的になることで、カメラが居住者を認識してドアが開閉する仕組みを作れるのではないでしょうか。

加えて、現在IoT住宅が注目されています。

IoTとはモノとインターネットをつなぐ仕組みです。

現在実際に利用されているものや、開発段階・予想段階のものでは、以下のようなものがあります。

  • ドアの鍵が閉まっていないときやドア自体が閉まっていないときにスマートフォンに報告
  • スマートフォンでドアの鍵をロック
  • ドアが開くことで家に家族が帰ってきたことを確認

これらの技術が浸透していけば、自宅自動ドアがもっと便利になる可能性は高いでしょう。

IoTと自動ドアについては、以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。

IoTから見るこれからの家と自動ドアの関係性

 

自宅自動ドアは今後より便利になる

自宅自動ドアは今後より便利になる

今回紹介したニュースは、あくまで施設に設置するための自動ドアの実験です。

しかし、施設に取り付ける自動ドアが便利になれば、家庭用ドアにも応用できるようになるでしょう。

ただ、今回の実験は、すぐに家庭用に応用できるわけではありません。

今すぐに便利な玄関ドアに変えたいと考えているなら、まずは自宅開き戸の自動ドア化から始めてみてはいかがでしょうか。

弊社のスイングドアオペレーターなら、現在のドアに後付けで設置可能です。

集合住宅のドアへ取り付けも可能なので、今よりも便利になることは間違いないでしょう。

便利で快適な暮らしにするため、今から自動ドア化を検討してみてください。

 

システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします

弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポート致します。

電話・メールでのご相談から、バーチャル店舗からのチャット相談も可能です。

また、ご家族に身体の不自由な方がいれば、補助金申請できる場合があります。

補助金の相談に関しても、お気軽にご相談ください。

また、 2021年8月現在、コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。

当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。

ご相談はコチラから

 

こちらの記事も参考にしてください。

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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