障害者雇用におけるバリアフリーは必須事項!具体的な取り組みについて紹介
障害者雇用は、社会全体の多様性を尊重するとして、近年注目が高まっています。
しかし、障害者が快適に働くためには、物理的・環境的なバリア(障壁)を取り除く必要があります。
この「バリアフリー」環境を整えることで、障害者が働きやすい職場を作り出すことができるのです。
今回は、障害者雇用におけるバリアフリーの重要性、職場におけるバリアフリーの取り組みについて紹介します。
目次
【障害者雇用】物理的バリアフリーの具体例
障害者が働きやすい環境を提供するためには、企業が積極的にバリアフリー対策を講じることが必要です。
職場で実践できるバリアフリー対策としては以下の通りです。
- エレベーターやスロープの設置
- トイレのバリアフリー化
- デスクや椅子の高さ調整
それぞれについて紹介します。
エレベーターやスロープの設置
車椅子を使用する障害者は階段を利用できません。
そんな方のためにも、エレベーターやスロープの設置は必須です。
また、スロープは傾斜を緩やかにし、手すりを設けることでより安全に使用できるように配慮する必要があります。
トイレのバリアフリー化
見落とされがちですが、トイレのバリアフリー化も重要な課題です。
車椅子で利用できるトイレや、介助者がサポートできるような広めのスペースを確保した多機能トイレの設置も検討しましょう。
これがあるだけでも、障害者にとって大きな安心となります。
デスクや椅子の高さ調整
障害者に適したデスクや椅子を提供することも重要です。
例えば、車椅子を使用している場合、デスクの高さが低すぎたり、高すぎたりすると、作業効率が低下します。
調整可能なデスクや椅子を用意することで、快適に作業できる環境を提供できます。
【障害者雇用】情報とコミュニケーションのバリアフリー具体例
情報とコミュニケーションのバリアを解消する具体例としては以下の通りです。
- アクセシブルなウェブサイトの提供
- 手話やリアルタイム文字起こしサービスの導入
- テレワークの導入
障害の種類や程度に応じて、業務内容を柔軟に調整することが求められます。
たとえば、長時間の立ち仕事が難しい場合には、座ったままできる業務に変更する、または短時間の休憩をこまめに取るような勤務体系を導入すれば、働きやすさを向上させることができるでしょう。
それぞれの具体例について解説します。
アクセシブルなウェブサイトの提供
視覚や聴覚に障害のある社員が職場の情報にアクセスしやすいような環境づくりにも配慮しましょう。
仕事を進めるうえで、企業のウェブサイトやイントラネットをアクセシブルにすることは非常に重要です。
スクリーンリーダー対応や音声ガイド機能を導入することで、全ての社員が平等に情報を取得できます。
手話やリアルタイム文字起こしサービスの導入
聴覚障害を持つ社員がスムーズにコミュニケーションを取れるような設備の導入もおすすめです。
手話通訳者やリアルタイムでの文字起こしサービスを導入するのがいいでしょう。
また、会議やセミナーの際には、リアルタイムで音声を文字に変換するソフトウェアを利用することで、情報の伝達が確実になります。
テレワークの導入
身体的に出社が難しい障害者に対して、テレワーク(リモートワーク)の導入は非常に効果的です。
これにより、障害者は自宅や適切な環境で働くことができ、移動に伴う負担を軽減できます。
また、オンライン会議システムを活用することで、物理的な場所に依存せずにコミュニケーションが取れるようになります。
バリアフリー環境の整備がもたらす障害者雇用の効果
バリアフリー環境を整備することは、単に障害者にとって働きやすくするだけではありません。
職場全体の生産性やモチベーションにも良い影響を与えると言われています。
バリアフリー化がもたらす主な効果は以下の通りです。
- 多様性と包括性の向上
- 生産性の向上
- 離職率の低下
それぞれについて解説します。
多様性と包括性の向上
バリアフリーな職場環境は、多様な人々が共に働くための基盤となります。
障害者を含む様々な背景を持つ人々が協力し合うことで、職場全体のコミュニケーションが活性化し、イノベーションを生む機会が増えます。
また、職場の多様性が尊重されることで、社員一人ひとりが自分の能力を最大限に発揮しやすくなります。
生産性の向上
バリアフリー環境を整えることで、障害を持つ社員が業務に集中できるようになり、作業効率が向上します。
例えば、適切なデスクや設備を使用することで、体にかかる負担が軽減されます。
快適な労働環境が整うため、長期的な生産性の向上につながるでしょう。
離職率の低下
障害者が働きやすい職場環境を提供することで、職場に対する満足度が向上し、離職率が低下する傾向があります。
特に、職場でのストレスや身体的な負担が軽減されることが、離職の大きな抑止力となります。
自動ドアの導入で職場のバリアフリー化を推進
職場のバリアフリー化を進めるための一つの有効な手段として、自動ドアの導入が挙げられます。
物理的なバリアを取り除くための簡単かつ効果的な設備であり、特に車椅子を使用している社員や、手がふさがっている状況でも自由に出入りできる環境を生み出します。
また、自動ドアは、入口の段差を解消するスロープと併用すれば、物理的なバリアを完全に取り除くことが可能です。
これにより、車椅子使用者や歩行に不便を感じる人でも、ストレスなく建物内に入ることができます。
自動ドアはセンサーによって自動で開閉するため、障害者に限らずすべての社員にとって利便性が向上します。
よって、自動ドアの導入は、比較的簡単にできるバリアフリー化の一環として、多くの企業にとって導入しやすい選択肢といえるでしょう。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。
電話での相談はもちろん、助成金に関することもお気軽にご相談ください。
また、 コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。
当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。
こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。