自動ドア事故4年で516件|自動ドア事故はどのように防ぐべきか?
自動ドアはとても便利ですが、自動ドアにすることで事故につながる可能性もあります。
消費者庁の消費者安全調査委員会の調査では、4年間で516件もの事故が起きていると発表されました。
今回は「なぜこれらの事故が起きてしまったのか」「事故を防ぐためにはどうするべきか」について解説します。
自動ドア事故を減らすためにも、一人ひとりの行動も重要です。
目次
消費者安全調査委員会の調査による事故数
消費者庁の消費者安全調査委員会では、15年から18年度にかけて把握した事故は516件に上ると発表しています(参考:朝日新聞デジタル)。
事故の内訳は以下の通りです。
- ぶつかる……265件
- 引き込まれる……74件
- 挟まれる……57件
もっとも多いのは「ぶつかる」事故です。
引き込まれ対策や挟まれる対策は、多くの業者が行っているため、それほど多い数ではありません。
しかし、なぜぶつかる事故だけがこれほどまでに多いのでしょうか。
自動ドアのぶつかり事故はセンサーが原因
自動ドアのぶつかり事故は、センサーが主な原因です。
商業施設やマンションなどにつけられているスライド式自動ドアは、センサーで開閉します。
そのため、センサーが人を感知しないと、そのまま歩いてしまい、自動ドアにぶつかってしまうのです。
実際に消費者安全調査委員会での調査でも、事故の分析結果として6割はセンサー感知範囲の狭さや故障や劣化によるものだと判明しています。
センサーによる事故が起きる原因
センサーによる事故が起きる原因として、センサー範囲が一定に定められていないことが挙げられます。
自動ドアのセンサー範囲は、通行人の多さや通路の広さ、建物所有者の都合により、ある程度自由に設定できるのです。
タッチスイッチ型自動ドアの場合、センサーとの併用が推奨されているものの、法的な義務はありません。
そのため、センサー感知不良による事故は相次いでしまうのです。
自動ドア事故を減らす対策
自動ドア事故を減らす対策として3つが考えられます。
- タッチスイッチへの交換
- センサー範囲を広くする
- 定期的なセンサーのチェック
基本的に自動ドアを設置している側が、安全に配慮しなければいけません。
とくに重視したいのは、センサーのチェックや範囲です。
今後非接触のドアがメインになっていくと予想されるため、タッチスイッチが増えていくとは考えにくいでしょう。
自動ドアを設置している業者は、非接触かつ安全に利用できるセンサー式自動ドアを考えていく必要があります。
ドアを変える事故対策
今回紹介した自動ドアに関する事故は、主にスライド式の自動ドアで起こっている事故です。
では、ドア自体を変えてみるという選択肢を考えてみてはいかでしょうか。
もちろん建物や通行人の多さによっても異なりますが、開き戸の自動ドアであれば、同じような事故は減ると考えられます。
スライド式自動ドアの場合、通行人が「開くであろう」と考えて歩いてしまうため、そのままぶつかってしまいますが、開き戸であれば一度はドアの前で止まらなければいけません。
このように、通行人自体が「ドアの前で一度止まる意識」があれば、ぶつかり事故は少なくなるのではないでしょうか。
当然自動ドアなので、非接触は守られます。
大規模な商業施設の場合、混雑の原因になることも考えられますが、通行人の少ない施設であれば、混雑の心配はありません。
事故防止のためにも、ぜひ開き戸の自動ドアを検討してみてはいかがでしょうか。
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こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。