食品工場の基本的な衛生管理
食品工場では、衛生管理が最も重要と言っても過言ではありません。
安全面に注目されている昨今では、とくに衛生面に気を遣っている工場が多いでしょう。
そこで今回は、改めて食品工場の基本的な衛生管理について解説します。
食品工場を運営している企業は、ぜひ自社の衛生管理について見直してみてください。
目次
衛生管理の基本「5S」
食品工場の基本は、「5S」です。
- 整理
- 整頓
- 清掃
- 清潔
- しつけ
元々は、「整理」「整頓」「清掃」の3Sが基本でしたが、食品工場が大規模工場になるにつれ、5Sに変化していきました。
現在では、ほとんどの食品工場が5Sを実施しています。
基本的には、5Sを実施することで、大きなトラブルを防げます。
従業員の衛生教育
食品工場の衛生管理を行うには、従業員の徹底した教育が必要です。
従業員の衛生に関する知識や理解がなければ、どれだけ施設自体を変えても、トラブルの原因は生まれてしまいます。
従業員に衛生を教える際には「教える」「実施する」「確認する」の3つが重要です。
ただし、書面のルールだけを見せても身につかないので、実際の現場をまわりながら衛生教育を行いましょう。
食品工場内の衛生管理で気を付けるべきこと
食品工場内は、設備や構造にも気を付けなければいけません。
以下では、食品工場内でとくに気を付けるべき4つの点について解説します。
- 窓を作らない
- 天井などのホコリ対策
- LED電球でリスク軽減
- ドライ仕様の床
窓を作らない
基本的に食品工場の外壁には、窓を作らないようにしてください。
窓があると虫の侵入経路を作ってしまう上に、気流でホコリが舞うリスクが高まります。
一般的に法令上排煙窓の設置が必要ですが、開口は虫の侵入、外気の流入の原因となるため、できるだけ設置しなくても良い設計を考えてみると良いでしょう。
また、給気口などについても虫などの侵入を防ぐ対策を行ってください。
天井などのホコリ対策
天井は、ホコリや汚れが付きにくいように、清掃しやすいかつ凹凸のない素材を選ぶと良いでしょう。
天井にホコリがついてしまうと、落ちてくるホコリが製品に混入してしまう可能性があります。
また、天井などに設置する照明器具や配管などは、製品が通るラインを避けて設置するように考えましょう。
LED電球でリスク軽減
電球は、LEDにしておくと、衛生管理につながります。
従来一般的に使われていた蛍光灯は、虫が集まりやすいといったリスクがあるのです。
さらに、寿命が短いため、こまめな交換が必要になり、破損や飛散のリスクが高まります。
一方でLEDは虫が集まりにくく、寿命が長いという特徴もあるので、食品工場の電気にはLEDが向いていると言えるでしょう。
ドライ仕様の床
食品工場の床は、衛生的な環境を保つように、ドライ仕様を選ぶと良いでしょう。
濡れたままの床はカビが発生しやすいので、衛生的とは言えません。
また、排水口を掃除しやすい形にしておくと、とくにより床を衛生的に保てます。
食品工場の衛生を保つための自動ドア
食品工場は、至るところに気を遣わなければいけません。
従業員の衛生教育から構造、設備までこだわって、衛生環境を徹底してください。
そのなかで、見落とされやすいのが、ドアです。
ドアノブのついているようなドアは、感染症の恐れもあるので、自動ドアに切り替えた方が良いでしょう。
しかし、引き戸のようなドアに全取替する必要はありません。
弊社では、現在取り付けられている開き扉を自動ドア化する「スイングドアオペレーター」を取り扱っています。
今あるドアに後付けで取り付けられるので、費用負担も抑えられます。
ぜひ食品工場で自動ドア化がされていないのであれば、導入を検討してみてください。
システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします
弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。
開き戸の自動ドア化に関して不明な点などがございましたら、お気軽にお問合せください。
こちらの記事も参考にしてください。
執筆者:酒井 将之
代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。