コラム

在宅介護は家族の負担が大きい?無理をしすぎないための見直しポイントとは

在宅介護は「できるだけ家で過ごさせてあげたい」という家族の想いから始まることが多いものです。

しかし、実際には日々の介助や精神的なストレス、生活空間の変化など、想像以上に多くの負担がのしかかります。

気づかぬうちに限界を迎えてしまうケースも少なくありません。

今回は、在宅介護における家族の見えにくい負担と、その負担を軽くするための環境づくりについて紹介します。

 

家族が在宅介護で抱える「見えにくい負担」とは

歩行介助の基本的な方法

在宅介護を担う家族は、日常的にさまざまな負担を抱えています。

しかしその多くは、外からは見えにくいものであり、本人も気づかないうちに疲弊していることがあります。

ここでは、在宅介護において家族が直面する代表的な「見えにくい負担」について解説します。

 

体力・時間が削られる日常の介助

在宅介護では、食事、排せつ、入浴、移動といった日々の生活支援を家族が担う場面が多くなります。

これらの介助は、見た目以上に体力を消耗し、日常の家事や育児、仕事との両立を難しくする要因となります。

また、常に「次に何をしなければならないか」と気を張ることで、精神的にも休まる時間が少なくなってしまいます。

 

メンタルの消耗と孤立感

介護が長引くにつれ、「自分が頑張らないと」「ほかに頼れる人がいない」と感じるようになり、メンタルへの負荷が高まります。

相談相手がいなかったり、周囲に同じ状況の人がいなかったりすると、孤立感が強まっていきます。

特に真面目で責任感の強い人ほど、自分を追い込んでしまう傾向があり、うつ状態に陥るケースも少なくありません。

 

生活リズムや家の空間が変わるストレス

在宅介護が始まると、これまでの生活リズムや家の使い方が大きく変わります。

たとえば、リビングにベッドや車椅子が常設されるようになり、家族全体の「くつろぎの場」が制限されるケースもあります。

プライベートな空間と介護空間が混同すると、無意識のうちにストレスが蓄積されるのです。

このような空間的な変化も、見逃せない心理的負担の一因です。

 

在宅介護の負担を軽くする環境づくり

自動ドアの導入で利便性を向上

在宅介護における負担は、人的なケアだけでなく、環境によっても左右されます。

家の中の構造や動線が整っていないと、ちょっとした介助にも多くの体力と時間が必要になってしまいます。

だからこそ、家庭内の環境整備が、家族の負担軽減につながる重要なポイントです。

 

動線確保とバリアフリー化

介護が必要な方がスムーズに移動できるように、段差をなくしたり、滑りにくい床材に変更するなどのバリアフリー化が欠かせません。

また、車椅子や歩行器を使っている場合は、廊下や出入口の幅が十分であるかも確認する必要があります。

たった数センチの段差や隙間が、介護者にとって大きな負担になる倍もあります。

 

家具のレイアウトを見直す

部屋の中に不要な家具や物が多いと、移動時の障害になったり、転倒の原因になったり場合があります。

介護をしやすくするためには、家具を減らすだけでなく、使いやすい位置に再配置が大切です。

動線を意識してレイアウトを見直すと、毎日の介助がぐっとスムーズになります。

 

トイレ・浴室など“負担が大きい場所”の工夫

介護者にとって特に負担が大きいのが、トイレや浴室での介助です。

狭い空間での立ち座りや衣服の着脱は、腰や腕への負荷が大きく、転倒のリスクも伴います。

手すりや滑り止めマットを設置するだけでなく、介護用トイレやシャワーチェアの導入も検討すると、安心感と作業効率が高まります。

 

玄関の見直しで外出・通院の負担を減らす

玄関ドアを中古でリフォーム|中古ドアの選び方と注意点

在宅介護においては、家の中だけでなく「玄関まわり」の使い勝手も非常に重要です。

通院や訪問サービスの際には、必ず玄関を通るため、ここの動線がスムーズでないと、毎回の外出が大きな負担になります。

特に車椅子や杖を使用している場合は、介助者・被介助者の双方にとってストレスが溜まりやすい場所でもあります。

 

玄関ドアの開け閉めは意外に重労働

介護の現場では、玄関ドアの開閉が思いのほか大きな負担になります。

車椅子を押しながら片手で重いドアを開ける、という動作は、身体への負荷が大きく、バランスを崩す危険もあります。

雨の日や寒い季節には、開閉に手間取ることで体力を余計に消耗しがちです。

 

自動ドアなら介助動作を減らせる

玄関を自動ドアにすると、介護動作の一部を確実に省力化できます。

たとえば、ドアノブに手を伸ばす・押し引きする、といった動作がなくなるだけで、移動の負担が格段に減ります。

自動ドアなら車椅子の利用者本人が自力で出入りする場合も可能になり、家族の負担だけでなく、本人の自立支援にもつながります。

 

“小さな見直し”が在宅介護を支える大きな支えに

設置の相談は「介護が始まってから」では遅い

在宅介護は、家族の愛情だけで乗り越えられるものではありません。

実際には、環境の整備や制度の活用、そして“頼れるところに頼る”という意識の転換が必要です。

なかでも玄関の自動ドア化は、見過ごされがちな負担を減らす有効な手段です。

システムクリエーションの「スイングドアオペレーター」は、後付けで導入でき、家族にも本人にも優しい設計になっています。

介護の負担を少しでも軽くしたいと考えている方は、こうした小さな工夫からはじめてみてはいかがでしょうか。

 

システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします

 

弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。

電話での相談はもちろん、助成金に関することもお気軽にご相談ください。

また、 コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。

当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。

ご相談はコチラから

 

こちらの記事も参考にしてください。

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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