コラム

自動ドアを安全に使うためのガイドブック|建物管理者向け

自動ドアを安全に使うためのガイドブック|建物管理者向け

自動ドアを安全に使うためのガイドブックとして、先日「建築設計者・発注者向け」の内容を紹介致しました。

自動ドアを安全に使うためのガイドブック|建築設計者・発注者向け

JADA(全国自動ドア協会)では、建築設計者・発注者向けとは別に、建物管理者へのお願いも呼びかけています。

今回は、JADAの安全ガイドブックを元に、建物管理者向けの呼びかけを紹介するので、自動ドアを設置している建物管理者様は、参考にしてください。

自動ドアを安全に利用することで、建物利用者の満足度もあがるでしょう。

 

JADA(全国自動ドア協会)とは

JADA(全国自動ドア協会)とは

引用:JADA

JADA(全国自動ドア協会)は、自動ドアの性能向上や安全性の向上を図り、普及に努める協会です。

 

自動ドア全般に関する技術・品質及び安全性の向上を図り、自動ドアの健全な普及をもって社会に貢献することを目的とする協会です。

引用:JADA

 

1974年に創立され、現在(2021年6月現在)では、メーカー8社と販売やサービスを担当する13社が正会員として所属しています。

事業内容は、以下の通りです。

 

  • 自動ドアに関する材料及び工法の調査研究
  • 自動ドアに関する規格・品質及び安全に関する調査研究
  • 自動ドアを普及発展させるための必要な方策の立案及び推進
  • 自動ドアに関する資料の収集及び情報の交換
  • 自動ドアに関する研究発表及び出版物の発行
  • 関係官公庁、関係団体及び建築開口部構成材業界に対する建議並びに答申
  • 自動ドア施工技能検定に対する協力
  • 自動ドア施工・保守の技術・技能向上に関する事業
  • その他協会の目的を達成するための必要な事業

引用:JADA

 

JADAでは、自動ドアを安全に利用するために、さまざまな呼びかけを行っています。

 

JADAが定める自動ドア建物管理者へのお願い

JADAが定める自動ドア建物管理者へのお願い

JADAが自動ドア建物管理者へお願いしていることは、全部で6つあります。

あくまで「お願い」とされているため、必ず守らなければいけないわけではありません。

しかし、これらを守ることで、安全に安心して自動ドアを利用できるのです。

自動ドアを設置している建物管理者様は、以下の6つを確認しておきましょう。

  • 取り扱い説明書に基づく運用管理
  • 調整・改変の禁止
  • 点検・整備の実施
  • 点検・整備に関する契約
  • 事故・故障などの対応
  • 利用者に対する注意喚起

 

取り扱い説明書に基づく運用管理

建物管理者は、自動ドア業者が提供する、取扱説明書を常備しておきましょう。

また、取扱説明書に従って使用してください。

基本的な管理は、取扱説明書の通りで問題ありません。

もし、取扱説明書に記載されていない状況が発生した場合は、すぐに自動ドア業者に連絡しましょう。

 

調整・改変の禁止

自動ドアの構造や機能が変更する場合、一度自動ドアの点検業者や整備業者と相談してください。

安全確認を行った上で変更を行いましょう。

建物管理者の一存だけで調整したり変更することは、トラブルを招くきっかけになる可能性があります。

必ず一度確認を行ってください。

 

点検・整備の実施

自動ドアの安全性を保つために、建物管理者は、定期的な点検・整備を行ってください。

JADAでは、年4回を推奨しています。

点検・整備は、専門の業者に行ってもらい、報告を受けてください。

問題があった場合は、早期的に対策を行いましょう。

 

点検・整備に関する契約

点検・整備に関する契約

引用:JADA

自動ドアを安全に使用するために、建物管理者は、自動ドア業者と点検や整備に関する契約をしておきましょう。

ただし、契約は必須ではありません。

JADAでは、「推奨します」とされています。

必ずしも点検・整備の契約を行わなければいけないわけではありませんが、いざというときのためにも、契約はしておいた方が良いでしょう。

 

事故・故障などの対応

自動ドアによる事故や故障に備えて、対応できる体制を整えておきましょう。

いざなにか起きたときに、対応が遅れてしまっては、大きな事故になりかねません。

そのためにも、取扱説明書や点検・整備の契約が必要になるわけです。

また、事故や故障が発生した際には、記録を残しておいて、自動ドア業者に相談してください。

 

利用者に対する注意喚起

自動ドアを利用する方に対しての注意喚起を促しましょう。

自動ドアであることを示す表示や、「駆け込み」「立ち止まり」「指挟み」「戸袋側への進入」などに対して、注意を促します。

これらを行うことで、利用者が安全に自動ドアを利用できるでしょう。

 

自動ドアを安全に利用するために

自動ドアを安全に利用するために

自動ドアを安全に利用する為には、建築者・発注者だけではなく、建物管理者の協力も不可欠です。

建物管理者が適切な管理を行うことで、事故やケガを防げます。

もちろん、自動ドア利用者が個々で気を付ける部分もありますが、それらを促すのも建物管理者の仕事です。

今後の自動ドア普及のためにも、自動ドアに関わるそれぞれの業者が、安全性を考える必要があります。

 

システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします

 当社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。

電話での相談はもちろん、補助金に関することもお気軽にご相談ください。

また、 2021年6月現在、コロナウィルスの影響により、実際に店舗まで行くのを躊躇ってしまう方もいるでしょう。

当社はオンライン対応していますので、実際にどんな仕上がりになるのか気になる場合は、オンラインでご説明します。

ご相談はコチラから

 

こちらの記事も参考にしてください。

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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