コラム

スマート製造業のトレンドは?

少子高齢化や人材不足の対策としてスマートファクトリーが注目されています。

2025年問題、2050年問題の対策としてスマートファクトリー化は工場に欠かせない取り組みです。

しかし、スマートファクトリーについてよくわからない人も多いでしょう。

そこで本記事では、最新のスマートファクトリーのトレンドについて解説します。

スマートファクトリーについては以前の記事でも紹介していますので、そちらも参考にしてください。

スマートファクトリー化の5つの事前準備|導入前に設置すべき自動ドア

 

スマートファクトリー化の最新トレンド

スマートファクトリー化の最新トレンド

一重に「スマートファクトリー化」と言っても幅広い技術があります。

そのなかから最新トレンドの3つを紹介します。

  • グリーン・トランスフォーメーション(GX)
  • データ活用
  • 省人化

それぞれについて以下で具体的に解説します。

 

グリーン・トランスフォーメーション(GX)

グリーン・トランスフォーメーション(GX)とは、現在の産業構造・社会構造を、クリーンエネルギー中心へ転換する取り組みを指します。

石炭・石油・天然ガスを抑えてCo2を排出しないエネルギー源を増やそうとする概念です。

経済産業省も推進しており「GX実行会議」まで設置されています。

国をあげて取り組んでいる概念なので、エネルギー消費の激しい工場では無視できるものではありません。

GXの工場の具体事例はまだ少ないですが、必ず将来的にニーズが高まっていくでしょう。

 

データ活用

データ活用はあらゆる業種で実施されています。

データ収集や活用をすることで業務が効率的になるからです。

膨大なデータを学習すれば「業務の効率化・技術継承・AIによる自動化」などに期待できます。

人手不足の工場ではデータをどのように活用していくかが重要になるでしょう。

 

省人化

人手不足の工場で知っておきたいのが省人化です。

省人化に成功すれば、将来的に働き手が少なくなっても対応できます。

たとえば、単調な繰り返しのライン作業をロボットに任せたり、製品の品質を機械で判断できたりすれば、人の手が少なくても問題ありません。

将来的には工場の無人化も考えられます。

 

スマートファクトリー化の事例

スマートファクトリー化の事例

スマートファクトリーをより理解するために、国内外の事例を1つずつ紹介します。

実際の事例を参考にしながら、自社工場でどのような取り組みができるかを検討していきましょう。

紹介する事例は、以下の2つです。

  • テスラ
  • パナソニック

いずれも大手メーカーですが、真似できる部分があるはずなのでぜひ自社でもご検討ください。

 

テスラ

電気自動車メーカーとして有名なテスラでは、高度な技術を活用した工場を保有しています。

世界で最も先進的な電気自動車生産工場として知られるベルリン ギガファクトリーでは、製造プロセスの自動化とAI技術による効率化を実現しました。

さらに太陽光発電を用いてGXにも取り組んでいます。

 

パナソニック

家電製品で有名なパナソニックでは、「エネファーム」の製造工程においてIoT技術を導入しました。

高品質・高効率で一定の品質を保つためです。

具体的には、工場のあらゆるプロセスをデータ化して一元管理できるようにしました。

これにより4M(Man、Machine、Material、Method)、3H(初めて、変更、久しぶり)の製造管理指標を見える化。

さらに、VPS(Virtual Product Simulator)の導入による3D-CADと作業ナビゲーションの連携や、職人技のデジタル化、検査工程における製品完成度の見える化まで実現しています。

 

スマートファクトリーの第一歩として何ができるか?

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今回はスマートファクトリーのトレンドや事例を紹介しました。

これからは必ずスマートファクトリー化が求められるので、工場は無視できない概念です。

しかし、予算の関係からスマートファクトリー化を実現できない工場もあるのではないでしょうか。

であるならば、予算を抑えたスマートファクトリー化も検討してみましょう。

弊社では開き戸を自動ドアかする「スイングドアオペレーター」を取り扱っています。

現在のドアを自動ドアにするだけでも業務効率化につながるので、ぜひ検討してみてください。

「まずはできるところから……」と考えているのであれば、小さなところから改善していきましょう。

 

システムクリエーションでは開き戸自動ドア導入を徹底サポートします

 

弊社システムクリエーションでは、開き戸の自動ドア導入に関して徹底サポートを心掛けています。

開き戸の自動ドア化に関して不明な点などがございましたら、お気軽にお問合せください。

ご相談はコチラから

 

こちらの記事も参考にしてください。

執筆者:酒井 将之

代表の酒井です。 10年前にスイングドアオペレーターを知り、この自動ドアに感動しました。この自動ドアをたくさんの人に知らせたいと思い、独立しました。開き扉用の自動ドアの有効性や安全性を含むいろいろな性能について熟知していますので、弊社にご相談いただければ、お客様のご要望に合った使い方でより、コストパフォーマンスの優れたご提案ができると自負しております。ぜひ一度ご相談下さい。

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